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【シエスタハコダテ】『森と海に学ぼう』バスツアー②|イベントレポート

キービジュアル画像:『森と海に学ぼう』バスツアー②|イベントレポート

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2018/10/15

『森と海に学ぼう』の参加者を乗せたバスは、植樹会場であるパド・ミュゼ内の流山の森へ向かいます。

パド・ミュゼは “森の暮らし” “農園の暮らし” “牧場の暮らし” の三つの暮らしを展開し、大自然の中で生き物本来のくらしや文化を体験することができる牧場です。

そんな流山の森ですが、先日の台風により、倒木被害が出てしまいました。今回はそこへ道南スギ100本、ブナ40本を植樹します。

流山牧場の宮本さんは「今日はみなさん、森を復活する手伝いをしに来てくれたそうで。助かるなぁ」と言います。

参加者たちは、雨の中、森の奥の会場へ進みます。
職員さんから、植樹方法の説明を聞く姿は真剣そのもの。一家族につき、道南スギ6本、ブナ2本を植えます。

植え始めると、さまざまな声があがります。
「土が固くて、むずかしいな。雑草がじゃまだな」
「去年も少しおぼえてる。楽しいよ」



森の固い土と悪戦苦闘する姿、大切に苗木を扱う姿、第一回目も参加した子の手馴れた姿、親子で確認しながら植樹する姿、参加者たちの達成感に満ち溢れた表情は、まさに、木とふれあい、木に学び、木と生きる“木育”でした。

植樹中にふと、ある親子が言っていた言葉が印象的でした。
「30年たって、自分たちが大人になって子どもができたときに、またここに来たいね。この木はお母さんが植えたんだよって言いたいね」

この親子が言っていたように、森に“生きる木”を人が植えて、その木が成長し、日常に根ざす木材として使われ、人の暮らしに役立つ。人と木が未来に向かってつながっていく取り組みを感じて、参加者たちは木育体験とシラカバ樹液の試飲をするため、会場へと向かいます。

 

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