北海道の洞爺湖温泉。
群馬県の伊香保温泉や草津温泉。
大分県の別府温泉、湯布院温泉、鉄輪温泉。
あぁ、温泉に入りたい。
全国各地に温泉を持つ日本。
しかし、今は気軽にあちこち移動するのは難しいですよね。
そんなときは「温泉文学」で湯巡りしませんか。
本日ご紹介するのは、温泉について書かれたエッセイや温泉が出てくる作品を事典項目にして、編集した温泉文学事典です。
収録作家数は473名、収録作品数は853編。
登場する温泉地の数はなんと約700か所です。
温泉文学といわれてもピンとこない方もいらっしゃると思いますが、実は名作ぞろいなんです。
夏目漱石の『坊ちゃん』には道後温泉が、川端康成の『伊豆の踊子』では湯ヶ野温泉が登場します。
ちなみに本書で「川端康成」のページをめくると『伊豆の踊子』だけではなく、「温泉通信」や「熱海と盗難」といった温泉にまつわるエッセイなども紹介されています。
聞いたことのなかった、知らなかった作品にも出会えるかもしれません。
巻末には、温泉・作家・作品が一目でわかる都道府県別の索引もついているので、
自分が行ってみたいところの温泉にまつわる作品を探してみる、というのはいかがでしょうか。
他にも、郷土再発見や、旅の計画、観光案内にも幅広い用途でお使いいただけます。
本書で温泉文学の湯船にゆっくり浸かってみませんか。
ぜひ一度、お手に取ってご覧下さい。
~本日ご紹介した書籍~
『温泉文学事典』
著者:浦西和彦
出版社:和泉書院
価格:税込6600円
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