昨年の夏、 無印良品 イオンモール各務原でトマトの販売をさせていただいた長九郎農園さん。
無印良品イオンモール各務原のお客様のなかには『長九郎農園さんのトマト』のことを覚えていてくださっている方も多いのではないかと思います。
トマトの販売を通して、生産農家さんと販売店舗としてのお付き合いをさせていただいておりましたが、その後も、地域の方々とのつながりのなかでの活動も含め、一緒に活動させていただく機会を持ち続けてきました。
そんななか、長九郎農園さんの冬のお仕事『トマトケチャップ』と『チリソース』作りをお手伝いさせていただく機会をいただくことができました。
今日は 長九郎農園さんの冬の仕事、『トマトケチャップ作り』のお手伝いレポートを3回に分けてお届けします。
「せっかくだから、作ってみたい」
長九郎農園を営む松永さんご夫婦は、飾らない気さくなお人柄で、初めてお会いした時もあっという間に打ちとけてしまうような、そんなご夫婦。
「どうしてケチャップを作ろうと思ったのですか?」と尋ねてみると、「ケチャップを作るワークショップに参加したことがあったんですけど。あ、これならできるかもって思ったんです。もちろん、規格外で売り物にならないトマトを、捨てるのではなく、なんとかしたいなって想いもあったのですが。せっかくだから、ケチャップを作ってみようと思ったのがきっかけ。だって、楽しそうでしょ?」と。にこにことお話ししてくださるご夫婦の様子は、こちらまで楽しい気分になってしまいます。
この箱。トマトジュースが詰まっています。
開けるとこんな感じです。
この真っ赤なトマトジュースは、夏の間のトマトの収穫の際、規格外で出荷できないトマトを冷凍保存させておき、トマトの出荷シーズンが終わった後にまとめて、加工所に出してトマトジュースにしてもらうそう。ケチャップ作りを始めた10年前は、トマトをジュースにする作業も自分達の手作業で行っていたのだとか。「その頃はすっごく大変でした!」と笑いながら話してくださいましたが、なんでもやってみようと楽しんでしまうご夫婦だから、今があるんだなぁ……と思いました。
この真っ赤なトマトジュースを、大鍋に入れていきます。
真っ赤なトマトジュースは、そのままでもとても美味しそう。思わず「一口飲ませていただけませんか?」と言ってしまった私。「もちろん!飲んでみてくだい!」とのお返事に、コップに注いでいただいて一口ごくり。優しいトマトの香りと酸味、そしてびっくりするほどのトマトの甘みに驚きました。これだけでも美味しい。これがトマトケチャップになるなんて、なんて贅沢なのだろうと、できあがりを想像するだけでもわくわくしました。
大鍋一杯にトマトジュースを入れたら
鍋に火をつけ、煮込み始めます。
ゆっくりゆっくり時間をかけて、ふつふつ ふつふつ、ぐつぐつ ぐつぐつ、煮込んでいきます。
さて。続きはケチャップを作る②でお届けします。
おいしいトマトジュースがどうやってケチャップになっていくのかお楽しみに。
無印良品 イオンモール各務原