たくさんのハーブを入れて ふつふつ ぐつぐつ ゆっくり時間をかけて煮込んだトマトケチャップ。
さやかさんが最後に鍋をかき混ぜながら、煮詰まり具合を確認します。その姿が美しくて、私は思わず写真をパチリ。
厳しい寒さの中での作業ですから、白衣の下にはたくさんの防寒着を着込んでいます。「うわー、この写真、もこもこに着込んでいるから恥ずかしいです」とのお言葉だったのですが、窓の外の雪景色と大鍋から立ち昇る湯気、そして一生懸命に作業をされるさやかさんの様子が美しくて、お願いして掲載させていただきました。(さやかさん、本当にありがとうございます)
さて。煮詰まり具合は良い感じ。
いよいよ、瓶に詰めていきます。
え?まさか…。
はい。そうなんです。
これも手作業でひとつずつ。
時間も手間も、なんのその。ただひたすらに、詰めていきます。
トマトケチャップを全て瓶に詰め、大鍋は空っぽ。
そしてとっぷりと日が暮れていました。
後日。この大事な大事なケチャップが詰まった瓶は、食品加工場で殺菌処理されます。
たくさんの瓶を運び出し、今回のつながる市で一緒にご出店いただく有限会社さわ さんの工場で殺菌処理をしていただきます。
殺菌処理が済んだトマトケチャップに、ラベルを貼っていきます。
これももちろん、ひとつひとつ手作業です。
成分表示ラベルを貼り、瓶に掛け紙を掛けて
これでようやく完成。
ケチャップ ひと瓶にかかる手間と時間。
それは、松永さんご夫婦の想いそのもの。
「美味しいものを届けたい。」
そんな想いがぎゅっと詰まった長九郎農園さんのトマトケチャップ。
その想いがどうか皆さんに届きますように。
今回の『飛騨市宮川町のつながる市』に、このトマトケチャップをお持ちいただきます。
昨年の夏に味わったトマトの味を、違うカタチで楽しんでいただけたら幸いです。
無印良品 イオンモール各務原