こんにちは、まちの保健室です。
『今月の薬膳』では、毎日の食事の中で簡単に取り入れられる季節の食材をご紹介していきます。
今月の食材は、ひじきです。
天気が変化しやすいこの季節。梅雨の影響もあり雨が多いこの時期は、天気の乱れだけでなく、気圧や気温の変化で体調を崩しやすくなる方も多いようです。
こんなときこそ、毎日の食事で体を整えることが大切です。薬膳では、体にたまった余分な湿度を外に出し、内臓の働きを整える食材を取り入れることで、こういった不調をおさえる事ができると考えられています。
その中でも、手軽に取り入れやすく、昔から日本の食卓でも親しまれてきたのが海藻のひじきです。
ひじきの五味は鹹(しおけ・しおからい)で、五性は寒。
体内の余分な水分を排出しやすくし、この時期に起こりがちなむくみやだるさを和らげると言われています。また、鉄分・カルシウムが豊富なので、貧血予防や美髪・美肌効果も期待できます。
それでは、ここからはおすすめの食べ方を紹介します。
まずは、ひじきの白和え。
豆腐のマグネシウムと、ひじきの豊富な食物繊維によって体に優しい自然なお通じを促してくれます。冷やしすぎず、ほんのり常温で食べるのが夏の薬膳のコツです。便秘気味の方だけでなく、女性ホルモンのバランスを整えてくれる組み合わせでもあるため、 更年期障害やPMSが気になる方にもおすすめです。
次に、ピーマンと一緒に炒める食べ方。
五味が「苦」であるピーマンと「鹹」のひじきの組み合わせは、火照った身体の熱をさげる効果が期待できます。ごま油で炒めると、ひじきの栄養素の吸収が上がると言われているため特におすすめです。
いかがでしたか。夏の湿気やだるさに負けそうな時は、食事からしっかりケアをすることが大切です。
湿気の多いこの季節も、おいしく元気に乗り切りましょう。
まちの保健室では、毎日予約不要・無料で健康相談を承っています。
薬膳だけでなく、睡眠や女性のお悩み、お肌についてなど、気になることがあればお気軽にまちの保健室にお越しくださいね。
みなさんのご来店をお待ちしています。
グランフロント大阪公式Instagramでも日々最新の情報をお伝えしています。
是非フォローしてお楽しみください。