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【グランフロント大阪】季節の養生「今月の薬膳~そば~」|まちの保健室

TOP画 蕎麦

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2025/09/09

こんにちは、まちの保健室です。     
 
『今月の薬膳』では、毎日の食事の中で簡単に取り入れられる季節の食材をご紹介していきます。    
今月の食材は、蕎麦(そば)です。 
 
まだまだ暑さが厳しい9月。残暑の湿気で体が重く感じる方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、暑い日にぴったりな蕎麦です。 
 
画像1 蕎麦

蕎麦の五味は甘で、五性は寒。 
中医学では、「脾」(ひ)は湿気に弱いとされており、湿度が高い時期にはその働きが低下しやすくなります。「脾」が弱まると、食欲不振や疲れやすさなどの不調が現れることもあるため注意が必要です。 
 
そんな「脾」を元気にしてくれるのが、五味が甘の食材。蕎麦もそのひとつです。さらに蕎麦は五性が寒のため、体にこもった余分な熱を冷ます働きも期待できます。 
 
ただし、蕎麦には食物繊維が豊富に含まれており、消化に時間がかかる食材でもあります。胃腸が弱っていて消化不良を起こしている方は、無理せず控えるようにしましょう。 

五味五性についてくわしくは⇒こちら 


それでは、ここからは蕎麦のおすすめの食べ方についてお話していきます。 
 
まずは、生姜や唐辛子、ネギなどの薬味と組み合わせる食べ方です。 
 
画像2 蕎麦

何気なく使っている薬味ですが、実は薬膳の観点からもとてもおすすめの組み合わせなのです。 
 
先ほどお伝えしたように、蕎麦の五性は寒。熱を逃がし、からだを冷やす作用があります。そのため、冷房で冷えた室内で過ごすことが多い方や、冷え性の方は蕎麦を食べる事でからだが冷えすぎてしまうかもしれません。 

そんな方におすすめなのが、薬味との組み合わせです。 

生姜やわさび、ネギなどの代表的な薬味は五性が温や熱であるものが多く、からだを内側からあたためる性質を持っています。蕎麦にこれらの薬味を加えることで、からだを冷やしすぎず、バランスの取れた食べ方になりますよ。 
 

次に、蕎麦湯です。 
 
画像3 蕎麦


あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、蕎麦湯には、蕎麦をゆでる際に溶け出した栄養が豊富に含まれています。 
 
特に注目したいのが、ルチンというポリフェノールの一種。抗酸化作用や血管を丈夫に保つ働きが期待されており、健康維持にも役立つ成分です。ルチンは水に溶けやすい性質を持つため、茹で汁である蕎麦湯に多く含まれています。 
 
蕎麦に含まれる栄養を余すことなく取り入れることができるだけでなく、消化に時間がかかる蕎麦のあとに蕎麦湯を飲むことで、胃腸への負担を和らげ、消化を助ける働きがあるとも言われています。そのため、蕎麦湯は胃腸が弱い方に特におすすめです。 
 
 
夏の疲れが残るこの時期こそ、体にやさしい食材で内側から整えることが大切です。 
蕎麦だけでなく、薬味や蕎麦湯も取り入れながら、無理なく元気に過ごしていきましょう。 
 
 
まちの保健室では、毎日予約不要・無料で健康相談を承っています。   
 
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