仙台ロフトMUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった
言葉を月替わりでお届けします。
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『君たちはどう生きるか』
発行:岩波文庫 作者:吉野源三郎
「こんどこそ、僕も、必ず勇気を出して見せます。
出来ることなら、それを信じて下さい。
信じてくれたら、僕、どんなにうれしいでしょう。」
(本文237~238ページより引用)
本作品では、主人公のコペル少年の精神の成長と変化とが等身大の姿で描かれつつ、社会科学的な視座を読者に与えるような秀逸な構成になっています。
2023年にはスタジオジブリ、宮崎駿監督による同名の作品「君たちはどう生きるか」が上映されました。
今回ご紹介するのは、次の場面のなかで手紙に書かれたことばです。
友人の窮地に、助けに行けず立ち止まってしまったコペル少年。自分の行いをしみじみと思い返し、自分の理屈を捻出しますが、いつまでももやは晴れず、体調を崩してしまいます。
そんな中、叔父に胸の内を明かします。そして、友人たちにあてた手紙を書くことにします。
これは、その手紙の最後のことばです。ひたむきで誠実なコペル少年の思いが、この文面からひしひしと伝わってきます。
この手紙の行方は、コペル少年と友人たちの関係は、どのような結末を迎えるのでしょうか。ぜひ、お手に取ってご覧ください。
仙台ロフト MUJIBOOKS担当
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