こんにちは。無印良品 富山ファボーレです。
皆さんは、ほうれん草のカレーを食べたことがありますか?
インドではポピュラーなこのカレーは、サグ(=ほうれん草)カレーと言われています。
からし菜を「サグ」、ほうれん草を「パニル」と呼ぶなどインドは広くて所説あるようです。
ここ日本では「サグ」といえば、ほうれん草を指し示すことが多いようですね。
無印良品では、手作りカレーキット『ほうれん草のカレー』も品揃えしています。
今回はこちらを使って、パニール(カッテージチーズをさらに脱水・圧縮したインドで親しまれているチーズ)を加えて、サグパニールを作ってみます。
基本の材料の、鶏もも肉200gをしめじに置き換えています。
手前にある白い物体はパニールです。
まずは、パニールから作ります。
(市販のカテージチーズで代用可能ですが、カレー専用でスパイスを入れます。簡単ですのでぜひ作ってみて下さいね。)
≪材料≫
◎無調整牛乳:500ml
(乳脂肪分高いものが良い)
◎レモン汁:大さじ1~2 (お酢で代用可)
◎クミン:小さじ1(無くても可)
◎塩:ひとつまみ
鍋に牛乳とクミン、塩を入れて弱火でゆっくりと沸騰手前まで温める。
鍋底から細かい泡がふつふつと上がってくるくらい(80~90℃)がおすすめ。
牛乳が適温になったら火を止め、レモン汁を入れ、全体が均一なるように軽くかき混ぜる。
そのまま10分ほど放置します。
(この時、かき混ぜ禁止。)
白いかたまりと黄色っぽい液体に分離したら、ふきんやキッチンペーパーを敷いたザルに移し、水気を取る。
(液体はホエイと呼ばれ、栄養分が豊富です。捨てずにスープなどに使います。)
100g程のカッテージチーズが出来上がりました。
こちらをさらに、ふきんで包んでしぼり、まな板にはさんで上から重しをして30分くらい脱水すると70~80gのパニールに仕上がりました。
出来立てのパニールはくせがなく、クリーミーでやさしい味です。
さて、いよいよ主役のカレーに取りかかりましょう。
・・・とはいったものの、ソースベースを温めて、用意した具材を入れるだけ。
ここからの調理時間も30分程度でできてしまいます。
本当に簡単なので変更点のみお伝えします。
商品パッケージのつくり方の③で100mlの水の代わりに、先程のホエイを入れる。
つくり方④で付属のケールパウダーを入れて約2分煮込みますが、パニールもトッピング分を残して投入する。
たっぷりのしめじがカレーの旨味を引き出し、パニールが味をまろやかにして、美味しく仕上がりました。
こんな風に、『食-しょく-』を通して異国の文化に触れることはとても楽しいですよ。
これから夏休みを迎えますが、まだまだ遠出は心配です。
そこで、おうちで異国のお料理を作って試してみれば、世界のどこかに旅した気分になれるかも・・・、というのは大げさですが、良い経験になるでしょう。
ちなみにインドでは、ほうれんの草カレーに合わせる具材はパニールの他に、ジャガイモやグリーンピースが人気だそうです。
是非、お試しくださいね。
無印良品 富山ファボーレ