こんにちは。エルミこうのすです。
いつもfromMUJIをご覧いただきありがとうございます。
無印良品では、お店を通じて地域の文化を学び、地域コミュニティとともに歩んでゆくことを目指しています。鴻巣に店舗を構える私たちも、地域のみなさんとつながり、共にまちづくりをしてゆきたいと考えています。
その取り組みの1つとして、近隣の地域情報や活動を「まちづくりのおはなし」と題して発信してゆきます。
本日は、鴻巣市のおとなり北本市の名産品、今が旬のみずみずしくて甘いプラムのご紹介です。
北本市は武蔵野の雑木林など魅力ある豊かな自然を残す人口約6万5000人のまちです。
そんな北本市で果樹園を営む新井果樹園さんにお邪魔しました。
新井果樹園さんは北本で50年以上続く果樹園。
プラムや梨、栗などを育てています。
新井さんのご自宅に隣接した直売所では、その日に採れたばかりの果樹を購入することができます。
もともと北本の土地ではプラムの栽培が盛んで、果樹園を営む方も多く、昔から北本の名産品として知られています。
新井果樹園ではプラムの栽培を7年前から始めました。
新井さんのこだわりは「棚栽培」でプラムを育てること。「棚栽培」とは金属のワイヤーに枝をはわせる栽培方法です。
一般的な立木栽培よりも手間がかかりますが、棚で守られた果実はストレスが少なく、通常のプラムよりも大きくて甘い実に育つのだそうです。
この日、栽培している棚を見せて頂くと、収穫を待つたくさんのプラムが豊かに実を蓄えていました。
前年の秋に木の剪定をするところから始まるプラムの栽培は、今まさに収穫の最盛期を迎えています。
新井さんの育てるプラムは「サマーエンジェル」「サマービュート」「貴陽」の3種類。
スーパーマーケットなどでよく見かける「ソルダム」と比べて実が大きく、糖度が高いのが特長です。
この日、直売所で採れたてのプラムを試食させて頂きました。
ひとくち口に入れて、思わず「こんなプラムは食べたことない!」と声が出てしまいました。
プラムというと酸味が特長的なフルーツというイメージがあったのですが、
新井さんの作るプラムは実がとても甘く、桃に近い味わいです。
実の中身はとてもジューシーで鮮やかな黄色がかったオレンジ色。
皮には少し酸味があるので、丸ごと食べると実の甘さとマッチして絶妙な味わいです。
新井さんにプラムの栽培を始めたきっかけをお伺いしたところ、「自分が食べておいしいと思ったから」とのこと。
「単純ですけど、自分がおいしいと思ったものをみなさんにも食べてほしい。その想いでやっています。」とお話してくださいました。
プラムの収穫時期は約2週間ととても短く、まさに今が旬。
新井果樹園でのプラムの直売は7月下旬までの期間限定となっています。
※直売所へお出掛けの際は下記へお問合せください。
また、北本市内のスーパーマーケットやJAさいたまが運営する地場産品販売所「桜国屋」でも新井さんのプラムを購入することができます。
ぜひ、みずみずしい北本の旬の味をみなさんも味わってみてくださいね。
次回の「まちづくりのおはなし」もお楽しみに。
◆新井果樹園 直売所
住所:埼玉県北本市高尾8-30
連絡先:048-592-5937
◆地場物産館「桜国屋」
住所:埼玉県北本市深井7-265-4
定休日:水曜日
営業時間:10:00~17:00