こんにちは。FoundMUJI青山です。
青山店一階の店内は現在開催中の企画展「常滑」一色になっています。
常滑の土を生かしたFound MUJI常滑企画展限定のオリジナル食器や、常滑で古くから作り続けられている壺や急須、植木鉢などがずらりと並び、陶土として使われているその土地の土、中世時代の地層から発掘されたその当時の陶器も展示でご覧いただけます。
中世時代にあたる日本の平安時代後期から鎌倉、室町、戦国時代、常滑は日本最大の焼き物の産地として栄えていました。
■鯉江明 POP UP STORE
企画展「常滑」と合わせまして、常滑で作陶されている鯉江明さんのPOP UP STOREを開催しております。
鯉江さんは父であり陶芸家である鯉江良二氏の窯づくりの手伝いでやきものに関わりはじめ、常滑の中世古窯発掘調査に参加した際、その器に残された当時の陶工の手跡や仕事の痕跡を見たことで、常滑でやきものがつくれることを再確認。これこそが自分でできる仕事だと確信し以降、直接土に手をくだし触れながら工程を身に着けてきました。
当店でお会いした際に、展示用にご用意いただいた鎌倉時代の常滑の器を手に「これを目指していて」とおっしゃられた鯉江さん。そのお話を聞いてから作品をみると、とても腑に落ちるというか自然なことだと感じるやきものがそこにありました。
土ありきの考えから生まれる鯉江さんのやきものは、用途に合った率直な形から、素材の土に焦点が合います。
細長いトンネルのような窯で薪をくべ、土地の土と炎、薪からの灰をかぶることで生まれる自然な釉薬の景色、静かで力強い作品は、一点一点違った表情と昔からそこのあるような趣があります。
鯉江さんのやきものからは、均一でないことはごく自然なことで、とても心地の良いことだと感じられ、やきものは大地から生まれたものなのだと実感します。
鉄釉手びねり杯
消費税込 6,600円
灰釉手びねり杯
消費税込 6,600円
天然石のような感覚の杯です。
中に入っているお酒をゆらゆらと愛でながら使いたいころんとしたフォルムが魅力です。
灰釉山茶碗
消費税込 11,000円
浅鉢のようにちょっとした副菜を盛り付けるのにちょうど良い大きさの山茶碗です。
石肌のような土の風合いが静かで上品な雰囲気を持っています。
炊き込みごはんなどをたっぷり盛り付ける飯碗としてもおすすめです。
灰釉山茶碗
消費税込 11,000円
入荷した器の中でもひときわ目を引く一品です。
黒くまだらな模様が岩のりのようで趣もありながらとても面白味があります。
写真では伝わりにくいのですが、全体的に細かくきらきらと光っていて、波打ち際の岩肌のようです。
自然釉長頸壺
消費税込 22,000円
鉄釉瓶
消費税込 27,500円
焼成の際にくべる薪の灰がかぶることで自然釉が流れガラス質の透明な釉薬となります。
土に含まれる鉄分と炎の温度、自然釉によって生まれる色彩は一期一会です。
360度違った表情を楽しむことができます。
どっしりと重みのある鉄釉瓶は、大きめの徳利のようにお酒を注いだり保存したりしてもよいですし、しっかりとした安定感があるものなので、花器としてお使い頂いてもよさそうです。
情緒的な雰囲気を持っているので目の届くところに飾っておきたい一品です。
鉄釉瓶
自然釉長頸壺
灰釉長頸壺
消費税込 22,000円
静かな趣のある長頸壺です。
どの角度からみても緊張感のある美しいフォルムですが、置くととても自然で昔からそこにあったかのような空気感があります。
焼締平杯
消費税込 5,500円
手のひらほどの平杯です。
日本酒をすっと喉にはこぶのにも、珍味用の小皿にもなる大きさです。
焼締めですが、薪からの灰で自然釉が流れている部分もありその表情は見ていて飽きません。
自然釉杯
消費税込 5,500円
縁の部分に高さがあり、小鉢のようにもお使い頂ける杯です。
自然釉の光沢が美しく、外側は灰色から緋色に変化していて、内側は美しい黄土色です。
青菜などが栄える器です。
灰釉茶碗
消費税込 11,000円
土もの本来の風合いがとても感じられる茶碗です。
ふっくらとしていて手に良く馴染み、自然な風合いが際立っています。
鯉江明さんのPOP UP STOREは企画展「常滑」開催期間中の11/24(木)まで
本日ご紹介したもの以外にも大皿や片口なども入荷しております。
作品は一点一点異なりますのである限りとなります。
ぜひ企画展と合わせてご覧くださいませ。
Found MUJI 青山
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