こんにちは。Found MUJI 青山です。
企画展「日本の生活道具」では、昔の家庭やお店にごく当たり前にあった日用品を、もう一度現代の生活に当てはめてみて、やはり良い品である道具をご紹介しています。
今回は、その中からアイコン的存在の汽車土瓶をご紹介します。
汽車土瓶とは、明治時代に始まった駅弁の販売と同時に、お茶を提供するために生まれたものです。
プラスチック容器が登場した昭和30年代頃までは、信楽や益子など全国の陶器の産地で作られていました。
当時の型を流用しつくられたため、国鉄の動輪マークがそのまま入っています。
白は今回の為に作ってもらった復刻版です。
土瓶は陶器ですが、持ち手は針金で非常に簡易な作りです。正面には国鉄の動輪マーク、反対側にはお茶の文字が
入ってます。
やかんから土瓶へお茶を注ぎ、ふたをコップにして飲んでいました。
今では贅沢なように思えますが、海外では現在でも陶器やガラスの器を使い捨てとして使用している地域もあります。
陶器は使い終わると砕いて土に埋めたり、ガラスは再生できます。洗わずに捨てることで水の節約になるという考えです。
視点を変えてみれば環境に優しいと言えるかもしれません。
〇汽車土瓶 飴 / 白
約直径10×高さ10cm
消費税込 1,990円
陶器製を知っている人、プラスチック製のものしか知らない人でも、この形は見覚えがあると思います。
ぜひ手に取って懐かしい時代を思い出してみませんか?
企画展「日本の生活道具」
開催期間:2021年6月25日(金)~2021年8月26日(木)
デジタルリーフレット
Found MUJI 青山
03-3407-4666