MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉

【MUJI comホテルメトロポリタン鎌倉】 服が再生されるまで

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2020/07/12



こんにちは。

蒸し暑く、浮かない天気続きの道中
蝉の声がうっすらと聞こえてきたことで
ようやく私の中で夏を感じられたような気がします。


さて、衣替えをしなければと思い(ちょっと遅いかもしれない)
急いでクローゼットを整理すると
着古されてもう出番はないであろうTシャツを発見。
うーん、でも捨てるにはなんだか惜しいな。


整理がひと段落し
ちょっと休憩を挟もうといつものコーヒーをドリップ。


さっきのTシャツといい、
この出がらしも捨てるたびに申し訳ない気持ちになる。


なにか出来ることはないのか、、







そうだ!コーヒー染めをしよう!


前置きが長くなりましたが
今回はコーヒーの出がらしを使ったTシャツのリメイクをしていきたいと思います。

コーヒー染めには大きく3つの工程があります。

(1)下準備
(2)染色
(3)色止め

用意するものは工程毎に紹介していきます。

ではいきましょう。

❶下準備

〈用意するもの〉
・大きいお鍋
・水1L
・豆乳または牛乳1L


 
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まずお鍋に水と豆乳を1:1の割合で入れ、かき混ぜます。



 
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豆乳に含まれるタンパク質を繊維の細かい部分にまで浸透させるべく
1時間Tシャツを漬け込んでいきます。

 
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※タンパク質がコーヒーの色素を効率よく吸収する効果があるため、
しっかりとした染物を作ることができます。

その後、Tシャツを取り出し
固く絞って半日~1日かけて日陰干しをしていきます。
乾いたら下準備は完了です。



❷染色
〈用意するもの〉
・大きいお鍋
・ザル
・水2L
・コーヒーの出がらし➔大さじ6

 
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(私が普段愛用している無印のコーヒーを使用してみました。)


続いて、染色するためのコーヒー液をつくります。
お鍋に水2Lを入れ、中火で沸騰させます。
沸騰したら弱火にし、出がらしを入れ色素を取り出します。
お湯が茶色に変化したら一度ザルを使い
出がらしを取り除いてください。

※そのままにしておくと染色中に焦げてしまったり、
染物に付着することで色ムラの原因になってしまいます。

 
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コーヒー液ができたらいよいよ染色です。
下準備したTシャツをお鍋に入れ、弱火をかけながら
30分~1時間漬け込んでいきます。

 
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※お箸などでマメにかき混ぜると均一に染まっていくので
綺麗な仕上がりになります。




❸色止め
〈用意するもの〉
・水2L
・ミョウバンまたは塩➔大さじ1



Tシャツが色づいてきたら最後の山場です。
火を止め、そこへ水を2Lと塩を追加し
30~1時間漬けておきます。
 
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その後、Tシャツを水ですすぎ
風通しの良いところで日陰干しします。


※水に軽くコーヒーの色が残るくらいのすすぎで大丈夫です!


乾いたら、完成!!

 
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淡い風合いでおちついた印象に仕上がりました。
役目を果たしたものどうしが手と手を取り合うことで
新しい姿に生まれ変わり、素敵な一着となりました。

 
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壁にかけて飾っても雰囲気があるし、
どんなふうに着ようか考えるだけでわくわくします。


無印良品ではお客様が長年愛用していただい無印良品の衣料品を回収し
染め直して新たな商品として販売するReMUJIという取り組みを行っています。
https://www.muji.com/jp/re-muji/


そこから着想を得て、今回コーヒー染めに挑戦してみました。

自分で時間をかけて作ったものは
より愛着が湧いてきますよね!


お家で簡単に染めることが出来るので
皆さんもぜひ、コーヒー染めを試してみてください。



日曜日のおたより サノ