みなさん、こんにちは。
突然ですが、
皆さんは、どんなフライパンを使っていますか?
私が使っているのは、こちら
『鉄フライパン』です。
「鉄のフライパンってなんだかカッコいい!」という思いで購入したのがはじまり。
使っていくうちに、どんどんその魅力にはまっていきました。
さて、購入したはいいものの、当時、鉄フライパン初心者の私には、心配事が2つありました。
それは、「持ち手の熱」と、「さび」です。
持ち手まで鉄でできているので、熱くなって触れないのではないか、と心配でした。
とはいえ、常にミトンをつけて扱わなければいけないのは億劫です。
しかし、実際に使ってみると、食材を焼いているときは、熱が持ち手まで伝わってくることはなく、素手で扱えました。
(一度うっかり長時間空焚きをしてしまった時は、さすがに、熱くなりましたが)
中火以下の火力で十分調理できるのも、持ち手が熱くなりにくい理由のひとつですね。
さて、もうひとつの「さび」に関しては、
購入から半年ほど使っていますが、全く錆びる気配は見えません。
もちろん、使用前・後のお手入れは欠かさず行っています。
実際に、新品と半年ほど使用した鉄フライパンを比べてみました。
(奥が新品、手前が半年使用品)
比べてみると、色の変化が一目瞭然ですね。
ところどころターナーで強く擦りすぎたキズも見えますが、それも味の1つですね。
こういった変化が、鉄フライパンの魅力でもあります。
そんな変化を楽しんでいくためにも、最初の『油ならし』とお手入れは欠かせません。
まずは、使い初めの『油ならし』のやり方を、ご紹介します。
①フライパンを中火で2〜3分熱し、火を止め、手で触れられる温度まで冷ます
②0.5〜1カップ程度の油を入れ、全体に馴染ませながら弱火で5分程度加熱する
③余分な油をオイルポットに入れ、キッチンペーパーで全体をまんべんなく拭いて油をなじませる
(最初はキッチンペーパーが鉄分で真っ黒になりました)
これで『油ならし』は完了です。
ちなみに、この後ベーコンを焼いてみた写真がこちら。
やはり初めのころは焦げ付いていました。しかしテフロン加工と違って、ターナーでがしがし擦ってコゲを落とせます。
ここで、焼くときの大事なポイントが2つあります。
①フライパンを火にかけて、十分温まってから調理用の油を入れる
(フライパンにかすかに残った水分が、食材とくっつき焦げ付きの原因となるそう。その水分を飛ばすために、先に空焚きします。)
②食材を入れてから、少なくとも10秒は動かさない
(これは、入れる食材にもよりますが、食材を入れるとわずかにフライパンの温度が下がり、その温度の低下がくっつく原因となり得ます。フライパンがしっかり育っていれば、加熱するうちに自然と剥がれるようになるので、焦らず待ちましょう。)
そして、つい最近、ベーコンと卵を焼いた写真がこちらです。
殆ど焦げ付かず、するん、と剥がれます。(動画でお見せできないのがくやしい!)
そして、鉄フライパンを購入したら、一番試してもらいたいのが、トーストです。
オーブントースターと違うのは、水分を奪いすぎないので、表面はカリッとしつつも、中はもっちりふわふわで、パンの食感を最大限楽しめます。
そして出来たオープンサンド。
少しだけ、胡椒をふって、頂きます。
では、最後に、鉄フライパンの使用後のお手入れ方法をご紹介します。
(※使用後、出来るだけ早めに行いましょう)
①フライパンに湯をかけて、たわしで擦り、汚れを落とす。
②底面の水気をふき取り、火にかけて水分を完全にとばす。
③残った油分をキッチンペーパーで全体になじませるように拭く。
表面が少し濡れたように艶がかっていたらOKです。残った油分は、フライパンのコーティングとなってサビからも守ってくれます。
さらっとしているときは、油分の膜が薄くなっているので、キッチンペーパーに少量の油を含ませて拭きます。
この作業を、毎回使用後に行っています。
どんなに忙しくても、洗わずに放置したりしません。
手がかかる子ほどかわいい、とは、よく言ったものです。
まさにその通り、一度鉄フライパンの魅力にはまってしまったら、前のフライパンには戻れません。
私の鉄フライパンは、まだまだ成長途中。
いつか、この鉄フライパンで、きれいな半熟卵のオムライスを作るのが、ひそかな私の夢なので
これからも、手間をかけて『育てて』いきたいと思います。
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