豊永盛人さんの琉球張り子、一景舎のくるみ籠、山崎大造さんの竹籠など、新しくお品物が入荷いたしました。今回はお知らせと併せて、ギャラリーで展示販売中のお品物もご紹介いたします。
工藝店店主である髙木崇雄さん、クラフトバイヤー日野明子さん、吉祥寺にあるOUTBOUND/Roundabout店主の小林和人さんの出品を一同にご覧いただけるこの機会は11月24日(火)まで。
豊永盛人 琉球張子 各¥1,540
豊永さんの琉球張子は、木や油土、素焼きの型に張り重ね、型抜きした和紙に、胡粉と膠を塗り重ねて下地を作り、その上に繊細かつ大胆に模様を描いて作り上げられています。戦前から存在する古典だけでなく、世界各地の神話や物語をと取り込んだ新作も多く手掛けています。
豊永盛人 きせつのようかいカレンダー2021 ¥1,540
一景舎 くるみ籠
大 ¥51,700
中 ¥40,700
小 ¥27,500
東北で自らくるみを採取して籠編みをする<一景舎>。多くの情報に触れやすい現代だからこそ、あえて素性は明かしていません。虫に食われないように燻蒸済み。濃色の部分は皮の内側です。
山崎大造 竹籠 ¥41,800
山崎大造 竹籠 ¥27,500
素材である竹は、住居兼仕事場から歩いて15分ほどの山から採取しています。真竹、孟宗竹、淡竹などを使用しますが、時の流れとともに使われる竹の割合も変化しつつあるようです。季節や月の満ち欠け、竹の年齢や状態を見極めて採取し、必要な分だけ担いで山から下しています。
“物をつくるということは生きるという事だと言っていい。『生きる』という事は『その人がそこに居る』という事であり、その物から作った人の存在が感じられなければ、それはただ表向きにつくっているだけだと思う。時間を隔てていても、向き合った時に、作った人と心情を共有することができる。そういうものがたまらなく好きであり、自分もそういう作り手でありたいと思う。”
-山崎大造氏 談
一陽窯 木村肇 スパイスミル
器とすりこ木セット ¥5,500
すりこ木のみ ¥1,320
備前焼のスパイスミルです。ギャラリーではすり鉢の用意もあります。
ナッツやホールスパイスを食べたいとき・使いたいときに必要な分だけ摺ることで、お料理の味わいも変わることと思います。砕いているときにたちのぼる香りも一緒にお愉しみいただけるので、食べるたのしみがまたひとつ増えることでしょう。
ペルー 土器
大 ¥2,750
小 ¥2,200
現地で実際に使われていた土器です。職人の手によって魚や水鳥、植物、果物などが描かれており、どれも表情が異なっているので同じものがふたつとありません。
食器目的であれば、小麦粉や片栗粉での目止めを施した上でお使いいただけます。
料理屋でつかわれていた器
セットのみ ¥27,500
少し大きめの飯碗からしょうゆ皿程度のものまで、大きさの異なるものが5枚セットになった器です。実際に料理屋で使われていたため、一点ずつ趣が異なっています。重ねるとすっきり収まりますので収納しやすく、食器棚も雑然としません。端正な佇まいですので、贈り物にも向いているでしょう。
どれも店頭でご覧いただけるのは会期終了となる24日(火)まで。民藝の周縁をつなぎ合わせるような品々をどうぞお愉しみください。
IDÉE TOKYO