IDÉE TOKYOでは10月15日(金)より陶芸家・二階堂明弘氏の作陶展を開催します。
イデーとしては4回目となる二階堂明弘氏の今展示は、二階堂氏の作品を使い続けている方々から愛用品をお借りし、日々使うことで新たな表情を纏った器などの経年の様子もご覧いただけます。
また、華道家・上野雄次さんを迎え、季節の花々を活け込んだ花器が会場に華を添えます。
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現代、先進国では新しい物や価値観が次々と産まれ続けています。それは素晴らしい事ですが、古来、日本では大切な物を慈しみ育てるという考え方があります。器はそれ自体が美しい造形物ですが、本来は使われる道具です。
使い続け汚れていく様に美を見出だし、器を育てるという価値観は日本独特のものだと思います。私自身が作りだした器達は、そのままでは、まだ完成していません。誰かが手にとり使っていく事で器に新たな美が宿り、その人の物になっていく。
今回、私の作品を使い続けていただいている方々から、大切な器を会場に展示いたします。新たに産まれた器達がどのように育つか、想像しながら器をご覧いただければ嬉しいです。
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二階堂明弘(にかいどう あきひろ) / 陶芸家
1977年札幌生まれ。1999年文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業、2001年独立(栃木県にて)。2010年より「陶ISM2010」企画・開催。2011年の震災で「陶ISM2011」を中止し、仮設住宅に直接、陶芸家のうつわを届ける「陶ISMウツワノチカラProject」を開始。「次世代のEnergy」(益子陶芸美術館メッセ・茨城県立陶芸美術館共同展 2013年)、現代陶芸展「現象」(茨城県立陶芸美術館 2014年)、個展「侘びと今」(ニューヨーク・Globus茶室 2015年)、茶の湯を通し日本文化を表現する「侘びと今 -輪-」(ニューヨーク各所 2016年)、「1月と7月」にて個展(パリ.2018年)。2019年「侘びと今 -散-」をニューヨーク各所で開催。年10回ほど個展を開催し、ニューヨーク、パリ、ロンドン、台湾、香港、北京、上海など海外でも多数開催している。
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二階堂明弘氏 公式ウェブサイト
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陶ISMウェブサイト
場所=IDÉE TOKYO併設IDÉE GALLERY
東京都千代田区丸の内1-9-1JR東日本東京駅改札内グランスタ東京B1Fスクエアゼロエリア48番
会期=2021年10月15日(金)- 11月2日(火)
作家在店日=10月15日(金)、16日(土)
*状況により在店を変更または中止する場合がございます。
*お客様および従業員の安全と健康を配慮し、感染拡大予防対策をとっております。
「お店への行き方」
○場所
東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅改札内
グランスタ東京 B1F スクエアゼロエリア 48番
①丸の内地下中央口から
改札入場後、銀の鈴待ち合わせ場所方面に直進。左手のはせがわ酒店を越えたら左折して直進。ピエール・エルメ隣。
②グランスタ地下北口から
八重洲・丸の内連結通路途中のグランスタ地下北口から入場し直進。右手のガトーフェスタ・ハラダをこえて左手。