私たちの食卓に昔から親しまれている「お茶漬け」。そのひと椀の中には、素材を育てる人、形にする人、守る人ーーたくさんの人の想いと手仕事が詰まっていました。
今回訪れたのは、そんなお茶漬けの素をつくっている、だしの製造工場「テイスティ」さん。ひとつの商品ができるまでの過程と、そこに関わる方々の真摯な姿に触れて、とても心に残る見学になりました。
■選び抜かれた素材が、味と香りを決める
『お茶漬け』の材料には、つくり手の想いが詰まった素材が使われています。
・「健一自然農園」さんの茶葉 抹茶・ほうじ茶
奈良の大和高原で、農薬や肥料を一切使わずに自然栽培で大切に育てられた茶葉は、香りが豊かで、色も鮮やか。粉がとても細かいため、さらっと溶けて、口あたりもなめらかです。
・「シーベジタブル」さんの『すじ青のり』
海底のきれいな水を使い、陸上でていねいに養殖された『すじ青のり』は、青のりの中でも特に香り高く、最高級品種ともいわれる海藻です。風味も格別で、『お茶漬け』の中でもしっかりと存在感を放っています。
「健一自然農園」さんの山のめぐみと、「シーベジタブル」さんの海のめぐみ。このふたつが合わさることで、お茶の葉を味わい、海藻の香りを楽しめる、どこにもない特別な『お茶漬け』が生まれました。
■粉末だから、もっと手軽に、もっと広く
素材の良さをそのまま閉じ込めた粉末は、日持ちがよく、持ち運びしやすく、お水でもアツアツのお湯でもすぐにおいしい。いろいろな食材と組み合わせても楽しめます。鮭や梅干しもいいけど「なめ茸」もおすすめだそう。手軽なのに本格的なのがうれしい、どなたにも使いやすい、『お茶漬け』のかたちです。
■やっぱり、人の手がいちばん
「テイスティ」さんは、老舗料亭から食堂向けまで、だしパックを製造・販売されています。
工場は数年前に新しく建て替えられ、作業する人にも、つくる商品にもやさしいつくりになっていました。動線や作業工程がしっかりと分けられていて、衛生面・安全面ともにとても配慮されています。
工場内は機械化が進んでいますが、袋詰めの作業は人の手で行われているというのも印象的でした。実は、機械よりも人の方がスピードが勝っているのだそうです。
見学中に見た袋詰め作業では、スタッフの方々の動きがとてもスムーズで、無駄がなく、チームワークも抜群。一つひとつの作業に自信と誇りをもって取り組まれている様子が伝わってきました。
■商品を育てる気持ちで
見学の中でも特に印象に残ったのは、品質管理と商品開発を担う柏木さんのお話でした。
工場内を案内しながら、誠実で芯のある語り口で、仕事への想いを語ってくださいました。「うちの工場には自社商品は少なく、他社から依頼を受けて開発し、形にしていくんです。すぐに完成することもあれば、何度も試作を重ねて、ようやく形になることもあります。でも、自分が開発した商品が店頭に並んでいるのを見ると、本当にうれしくて、誰かに言いたくなっちゃうんです」。
柏木さんは、人の育成にも力を入れていきたいと話してくださいました。工場全体の安全と信頼を支える役割も担っておられます。
こうしてつくられた『お茶漬け』の一袋には、素材の力・工場のしくみ・そして人の想いがしっかりと詰まっています。
一口食べると、裏側にある「おいしい」を支える人たちの想いがふわっと感じられました。みなさんもぜひ、『お茶漬け』を味わってみてください。
8月8日(金)より、無印良品 イオンモール橿原、無印良品 イオンモール堺北花田、無印良品 銀座、無印良品 グランフロント大阪、無印良品 京都山科の5店舗で先行販売し、8月15日(金)より関西地域約15店舗の無印良品で限定発売します。
◇販売店舗
<大阪府>
無印良品 イオンモール堺北花田、無印良品 グランフロント大阪
<京都府>
無印良品 京都山科、無印良品 イオンモール京都桂川、無印良品 松井山手、無印良品 エール峰山、無印良品 イオンモール京都五条、無印良品 コープ二条駅、無印良品 京都ファミリー、無印良品 エール東舞鶴、無印良品 イオンモール久御山、無印良品 イオンモールKYOTO、無印良品 MOMOテラス、無印良品 イオンモール北大路
<奈良県>
無印良品 イオンモール大和郡山、無印良品 イオンモール橿原、無印良品 イオンモール高の原、無印良品 近鉄生駒、無印良品 イオンタウン富雄南、無印良品 ならファミリー
<東京都>
無印良品 銀座
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無印良品イオンモール堺北花田 2025.08.07