寒い日が続くと、鍋料理がいっそうおいしく感じますね。たくさん種類もあるし、準備が簡単なのにおなかいっぱいになるから、毎日食べたくなります。
今日は売場でみつけた『ほうとう』を紹介します。
山梨県の郷土料理として親しまれている『ほうとう』。
製造者の「平井屋」は、山梨県の南東部にある西桂町で、明治35年創業の製麺屋さん。西桂町は山林に囲まれた自然豊かな地域で、ミネラルウォーターが特産品として有名です。このおいしい湧水を仕込み水、ゆで水などに使用して丹念に製麺されています。
さっそく『ほうとう』を家でつくってみることにしました。
パッケージの中には「麺」「だしパック」「みそつゆ」が入っています。
野菜は食べやすい大きさに切って準備ばっちり。
まずは鍋に水を入れ、沸騰したら「だしパック」を入れます。3分たったら取り出し、煮えにくい芋類から入れていきます。
具材が少しやわらかくなったら、半分の長さに切った「麺」をほぐしながら入れます。打粉がついたまま入れることで、つゆにとろみがつきます。また、煮込んでいくとデンプンが溶け出し、更にとろとろに。
10分煮込んだら、油あげと残りの野菜を入れて煮込みます。
最後に「みそつゆ」を入れて煮込めば出来上がり。
麺は薄くて幅が広く、すごくもちもちしていて食べ応えがあります。塩分を混ぜたり寝かせないから、もちもちした食感になるとか。
具だくさんなので栄養満点。どれから食べようかな。
つゆは味噌とだしの中に、野菜の旨味がしっかり感じるとてもやさしい味。身体をぽかぽかあたためてくれます。
2人で食べましたが、ボリューム満点だったので次の日にとっておくことにしました。とろみが増し、煮くずれしたかぼちゃがスープ全体に溶けて、より深みのある味わいでした。
山梨県は、山地が大部分を占めるため水田が少なく、米の代わりに『ほうとう』を日常的に食べられてきたそうです。
いろんな食材を煮込んでつくるため、栄養バランスは抜群。お鍋ひとつでつくれる手軽さに驚きました。
今回はじめてつくってみて、今もなお郷土料理として親しまれている理由がわかったような気がします。また、つくって食べたいな。
お正月のおせち料理を楽しんだ後は、野菜をたっぷり入れて、味噌とだしがやさしく香る『ほうとう』はいかがでしょうか。
平井屋『ほうとう( みそ・だしパック付)』2人前 消費税込486円
無印良品 イオンモール堺北花田 2021.1.14