イオンモール堺北花田

【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

食のお便り/入荷情報

2021/03/26

 2021年2月、無印良品イオンモール堺北花田を含む関西の限られた店舗で『難波ネギせんべい』が販売されました。

 なにわの伝統野菜である「難波ネギ」を使った、『難波ネギせんべい』が完成した経緯には、Café&Meal MUJIイオンモール堺北花田でシェフを務める藤林さんが深く関係しています。
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 地元の食材を生かした、豊富なメニューが楽しめるCafé&Meal MUJI。藤林さんは、デリメニューに「難波ネギ」を採り入れた時から生産者さんと交流があり、昨年の夏、“大阪難波葱普及委員会”の方から「難波ネギ」を生かした食品開発に力を貸して欲しいと、協力依頼を受けました。藤林さんは、すぐさま本部へ働きかけ、『難波ネギせんべい』が誕生しました。

 ところで、みなさんは「難波ネギ」を知っていますか?
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 葉の繊維がやわらかく、強いぬめりと濃厚な甘みが特長のネギです。江戸時代から、大阪の難波周辺で盛んに栽培されていたことから「難波ネギ」と呼ばれました。明治時代には、一面ネギ畑が広がっていたそうです。マンションやビルが立つ、今の街並みからはとても想像ができませんよね。
 
 独特のぬめりが機械加工に向かず、収穫にも手間がかかることから、一時は市場から消えかけたそうですが、「難波ネギ」のおいしさと魅力を広げようと結成された“難波葱の会”の方々により、普及活動が行われました。
 また、明治時代の品種カタログが発見され、大阪難波の名産などと説明されていたこともあり、「難波ネギ」は2017年に18品目からなる、なにわの伝統野菜のひとつとして認証されました。
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 その後、国の研究機関により自然免疫力を高める働きがあると検証され、「難波ネギ」の効能を広く社会貢献活動につなげようと、2020年8月、“難波葱の会”や“NPO法人浪速魚菜の会”の方々で“大阪難波葱普及委員会”を結成。
 新型コロナウイルスの対応が長期化する中、感染症に立ち向かっている医療従事者の方々へ、何か役に立ちたいと、「難波ネギ」を使った加工食品を無償で提供するプロジェクトが立ち上げられました。

 賛同したメンバーにより、何度も試作を繰り返し、手軽に食べられる加工食品が完成。その内の1つに、無印良品が開発した『難波ネギせんべい』があります。
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 医療従事者の方々への提供については、昨年12月下旬から1月上旬にかけて、“大阪難波葱普及委員会”がクラウドファンディングで資金を募り、166人から約400万円が集まったそうです。
 2月5日、この加工食品をまとめた5千セットが、府内の各病院に届けられました。おいしくて手がとまらないと、大変喜ばれたそうです。引き続き、3月と4月にも、提供が予定されています。
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 『難波ネギせんべい』は、乾燥させた「難波ネギ」を練り込んださくさくとした食感。海老粉やかつお節、あおさ、紅生姜などの風味も生かした香ばしいせんべいです。
 藤林さんは、ソースとマヨネーズをつけて食べたそうですよ。大阪人のソウルフード、お好み焼きを感じる味だと話していました。

 3月27日(土)より、数量限定にて販売します。限定商品ですので、お早めにお買い求めください。

『難波ネギせんべい』消費税込190円
 
【堺北花田】想いのつまった、難波ネギせんべい

 
 
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