グランツリー武蔵小杉

【グランツリー武蔵小杉】COLORS:木戸口珈琲

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2022/09/10


皆様こんにちは。グランツリー武蔵小杉です。
今回は武蔵小杉の地域の方々のお店や取り組みをリレー形式でお届けしているCOLORSの記事でございます。
 
今回、ご縁があり取材させていただくことになったのは、武蔵小杉に自家焙煎珈琲専門店を構える木戸口珈琲さんです。
 
木戸口様
 
取材に伺うと早速、
「ありがとうございました、またお待ちしております。」と笑顔でお客様をお送りする木戸口さんのお姿がありました。
 
今回は、店内で珈琲をいただきながらお話しを伺いました。
 
◆「お店は何年目ですか?」
◇「4周年を迎え、5年目に入ります。」
 
◆「なぜ、中原区に?」
◇「横浜の珈琲店で10年働いており、独立を考えていました。初めは鎌倉近隣で探しておりましたが、2年探しても出会えませんでした。しかし、そんな時お世話になっている珈琲仲間の助言もあり、他の土地、川崎市で探してみることになりました」と、木戸口さんは続けます。
「鎌倉で2年探しても出会えなかった土地に、川崎市に目を向けるとすぐに今の場所に出会えました。」
 
逆に何かの縁ではないかと、木戸口さんは今の場所で珈琲店を始めることを決めたと言います。
 
◆「木戸口さんが珈琲店をはじめるきっかけは何ですか?」
◇「経歴を話せば長くなりますが…」と、お話を続けてくださいます。
 
◇「もともと、消防隊員として働いていました。」 想像していなかった経歴にインタビューをしている我々も釘付けです。
「ですが、ある時怪我をしてしまい救助の現場に出ることができなくなりました。違う部署も経験しましたが、このままずっとこの仕事をしていくのかと疑問が生まれました。」と、続けます。
「そんな時、小さい頃から両親の影響で慣れ親しんでいた珈琲を仕事にしたい、と思いまずはサービスを学ぶためにホテルの専門店に行き、ホテル業界に再就職します。」「珈琲を提供するにしても、根本にあるのはサービス、そのサービスを学ぶためにこの道を選びました。ホテルでは珈琲ラウンジの部署に着任しました。」
「その後紆余曲折あり、横浜の珈琲店で働きはじめます。珈琲は初心者でしたが教育体制がしっかりしており、一から少しずつ学びました。」と、振り返ります。
「そして、縁がありいま武蔵小杉にお店を開いています。」
 
インタビュー
 
◆「店内の看板にはルーロー飯と書いてありますが、お食事もご提供しているのですか?」
◇「木戸口珈琲の前身のお店が喫茶店で珈琲だけでなく、食事も提供していました。内装の雰囲気に魅力を感じ、ほとんど手を加えていない為、お客様は以前と変わらないお店に食事をしに来られます。そんなお客様をずっと断るわけにもいかないと食事の提供もはじめました。」
 
メニュー
 
◆「料理の勉強はどこで?」
◇「食べ歩きで、店員とコミュニケーションをとり少しずつ盗んでいきました。色んなメニューを提供するのではなく、一つを極めて提供するようにしています。」 
「ちょうどオープン時から提供していたカレーに切り替えてルーローハンを提供し始めました。」
◆「前身のお店の形態がいまのこの食事も含めたメニューを生み出しているのですね。」
 
私たちがインタビュー中にいただいた『木戸口ブレンド』。この珈琲には木戸口さんの想いが詰まっていました。
 
◆「木戸口ブレンド、プレートにもある通り毎日飲める、溶け込む味ですね。」
◇「木戸口ブレンドは、いわばお店の顔です。相当試行錯誤しました。」
◆「製作にあたり何か大切にしたこと、軸としていることはありましたか?」
◇「美味しくない、と言わせないことです。」
 
珈琲
 
今回、自家焙煎機についてもご説明いただきました。
お客様よりご注文が入る分だけ、自家焙煎を実施し、長期的な保管はしません。
 
焙煎機
 
◆「どのようなお客様層が多いですか?」
◇「ほとんど全ての世代の方がご来店されます。入店口の段差をなくし、バリアフリーにしたり、お子様連れのお客様もおり、絵本など色々そろえたりと工夫しています。」
 
絵本
 
◆「木戸口さんにとってお店を開いて良かったと思えること、嬉しいことはありますか?」
◇「美味しかったと言ってくださるのが嬉しいですね。モチベーションになります。」
 
インタビュー中も店内では、楽しそうに会話を繰り広げる奥様たち、カウンターに向かう男性、テイクアウトをご希望のご近所の方などさまざまでした。
そして、「いらっしゃいませ。」、「ありがとうございました。」とお客様とお話しをされる木戸口さんのお姿が印象的でした。
 
皆様もお近くにお立ち寄りの際は、ぜひ訪れてみてください。
 
外観
 
これからもCOLORSでは、地域の方々の取り組みやグランツリーとの繋がりを紹介していきます。
次回の繋がりも、楽しみにしていてくださいね。

 
無印良品 グランツリー武蔵小杉