こんにちは、グランツリー武蔵小杉です。
本日の「colors」武蔵小杉での出会いは、こちらの素敵なカフェから。
こちらの方は、奥さん。
武蔵小杉から少し離れた場所で、カフェ「COYAMA」を営むオーナーでいらっしゃいます。
住宅街にひっそりと佇む趣のあるブックカフェ。ここは元々、祖父母のお二人が営まれていた印刷所だったそうです。
お店をする前は空き家になっていたそうですが、セルフリノベーションをし現在の形に変わったとの事。
店内はそこかしこに、その名残が残されています。何年も前から時間を刻み続けている時計、裁断機の黒い油が染み込んだ石の床、日々の仕事で使われていたスチールキャビネット。
そんなかつての内装や備品が奥さんの手でそのまま活かされ、感じの良い店内の雰囲気を作り上げていました。
昔からあった物と新しく作り上げていく物を、上手くマッチングさせる様に意識したとのこと。素敵ですよね。
特に私が素敵だと感じたのが、時計の音。
仕事場を支えていた無骨な鉄の質感と、木の温もりが調和した店内。
そんな空間の時を刻む秒針の音が、何とも心が落ち着く居心地の良さを与えてくれていました。
こちらの床のロゴは、デザインの学校へ共に通われていたご友人が手掛けたそうです。
シンプルなロゴですが、よく見ると「小」に「△」で「小山」になっていますね。こういった所も可愛らしいですよね。
元々コーヒーや本、そしてが展示が好きな物だったという奥さん。
20代後半にカフェを訪れるようになり、コーヒーの美味しさに惹かれたそう。
ゆっくりと本を読みながら上の写真の様な展示も楽しめる、そんな空間を作りたいと思ったそうです
今は5名ほどのスタッフの皆さんで、このカフェを運営しています。
奥さんを含め他のスタッフの方々は本業をお持ちで、その合間にお店で働かれているそう。
働きにくるというより、好きな場所だから自然と集まるという感じで「今の環境とは別の居場所を持ちたい」「人と会いたい、リフレッシュしたい」という心の拠り所にもなっているそうです。
そんな素敵な居場所になっているブックカフェの、素敵な居心地を作り上げている選書ポイントについて伺ってみました。
カフェを始めた当初は、訪れる方の目を引く様なデザインが特徴的な物を中心に置いていたそう。
書店で平積みされている様な書籍は少なく、どれもこれもこの場で「新しく出会えた」という感覚になる物ばかりでした。
そんな目を引く本の合間に、読みやすい厚さの小説やエッセイを挟み全体のバランスを取っているとのこと。
難しいことを考えず、週末に気持ちが安らぐ、リラックス出来るような物を意識して選書しているそうです。
ぜひ私たちの店にも、選書にきていただきたいくらいです…
陳列のポイントとして、人が向いている所に本は置かないようにしているそうです。
誰かから見られている感覚を無くし、ゆっくりとした時間が過ごせる様になっている小さなポイントですね。
話を伺っていると、近くの窓から保育所のお子さんたちが散歩をしている声が聞こえてきました。
毎日同じ時間に聞こえてくるとの事で、すごく穏やかな気持ちになれる気がしました。
今でこそ高層マンションや商業施設が立ち並ぶ武蔵小杉ですが、一歩路地を離れるとこういった素敵な場所があるということに、今回の対談を経て気付かされました。
そんな武蔵小杉の中で、隠れ家的なこちらのカフェ「COYAMA」
お店のリンクをこちらに掲載しております。
武蔵小杉にお越しの際は、ぜひ駅から少し足を延ばして立ち寄ってみてくださいね。
https://coyama.net
最後に奥さんの素敵な笑顔のお写真を1枚撮らせて頂きました。
楽しいお時間、ありがとうございました!
ということで本日のおたよりはここまで。
また次回のおたよりでお会いしましょう。