神戸阪急
【神戸阪急】M探偵団のまちさんぽ|赤穂市東浜町の木綿とは?
2025/12/30
2025/12/30
こんにちは。無印良品神戸阪急です。豆柴のMと助手のわたし、
そして小さなミニMが、地域のお店をたずねていきます。
お店の中では、ちいさな"ミニM"が探検係。
お店の方々にお話をうかがいながら、
無印良品とまち、人と人がつながる風景を見つけていきます。
今日もM探偵団は、しっぽをふりながらまちさんぽです。
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前回のおさんぽのつづきです。
桃井ミュージアムで出会った赤穂段通。
細やかな文様と、どこかあたたかな佇まいに、M探偵の心が動きました。
「これ、もっと知りたい!」と探究心がむくむくとわいてきました。
「これは…調査のはじまりだね!」
カバンからノートを開く助手。ミニM出動!
そうして訪ねたのが——
赤穂段通工房ギャラリー東浜
兵庫県赤穂市東浜69
電話番号:0791-25-1395
HP:https://www.higashihama.jp/
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
赤穂段通は江戸時代から約150年続く木綿の手織り絨毯です。
繁栄や長寿を願う吉祥模様が多く、縁起物としても親しまれてきました。
中国の織物の美しさに感動した一人の女性、児島なかさんが、約30年の試行錯誤の末に考案した技で、
鍋島(佐賀)、堺(大阪)と並ぶ「日本三段通」のひとつです。

工房で迎えてくださったのは、作家の池上和子さんと研修生の奥真紀子さん。
池上さんの祖父母は、赤穂で最後の織元「西田段通」を営んでおり、
赤穂段通は幼い頃から暮らしの中にいつもあり、自然と親しみを持つようになったそうです。
2012年に修行を始め、4年間学んだのち独立。現在は独立13年目へ。
奥さんは「手を使う仕事が好き」「おもしろそう!」と
4年前に研修生として赤穂緞通の世界へ。

東浜鳳凰
畳一畳ほどの大作「東浜鳳凰」は、制作に約3か月。
縁起のよい鳳凰を、美しい色使いで表現した一枚です。

・左馬
馬は左からのるもので、右から乗ると、つまづいて転ぶという習性を持っています。
そうした馬の習性から、左馬は長い人生をつまずくことなく、福を招くめでたいもの。


また、15〜20センチ角の小さな額に仕立てたアートラインは、
現代の暮らしにも自然に溶け込み、赤穂段通の新しい楽しみ方を教えてくれます。

赤穂段通は、ひとりの織り手が一畳分を約半年かけて制作します。
文様を整える「筋摘み」、厚みをそろえる「地摘み」、仕上げの「仕上げ摘み」。

腰折れ鋏で糸を根気よく摘む作業が、やわらかな手ざわりと美しい文様を生み出すことも
赤穂緞通ならではの大きな特徴です。
一畳分の緞通に約1000メートルの経糸、約700メートルの緯糸を織る赤穂段通。
工房東浜さんでは、より繊細さと日本独特の美味な色合いを表現するために、
独自に糸を調達されています。
最高級の綿糸コーマ糸を材料とし、ムラなく均一に染めるため、
糸の束から丁寧に作り、約一カ月かけて理想の糸に仕上げています。
ギャラリーは西田段通を営む祖父が残した塩田跡地に。
赤穂段通はもともと塩田で働く女の人たちが雨にする仕事でした。
池上さん祖父のお話では、ここは塩を作るための装置、枝条十架(しじょうか/竹ぼうき状の竹の小枝をいくつもならべたもの)が、よく風に煽られて倒れてしまうほど風通しの良い場所だったとのこと。赤穂段通の歴史的な背景や家族と
ゆかりのある土地で制作、発信することでこれまでの歩みを大事にされ活動されています。
150年の歴史の技を次の世代へ正しくひきつぐ、
一枚でも多く美しい赤穂段通を残していきたく研修生を育てられています。

また、赤穂段通をより多くの方にしっていただくため、糸を使ったキーホルダーや伝統模様を塗り絵し、気軽に参加できるワークショップもされています。
まずは触れていただき、興味をもつ、きっかけになれれば嬉しい。
制作だけでなく、お客さまに「気持ちのよい時間をすごした」「また来たい」と
思っていただけるように
池上さんと奥さんはギャラリーでお客さまを日々、おむかえされています。
~助手メモより~

M:鋏は「腰折れ鋏」というらしいよ!工房東浜さんの鋏は、堺の鍛冶職人さんによってつくられているんだよ。
ミニM:メダル発見!
ホノルルマラソンにお二人で参加されたときのメダルなんだって!
お二人の息もぴったりだね!
Tちゃん:握り鋏で根気よく糸を摘む作業が全部の工程の大半ってきいたよ!
縁起のよい模様を織って、さらに心こめてつくってくれてるんだね!
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助手の耳よりスクープ!
ギャラリーで赤穂段通の世界を体感していただけます!
見学ご希望の方はホームページの
→ギャラリー見学→から、
カレンダーをご確認のうえ「見学申し込みフォーム」からお申込みください。
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今回の赤穂市へのおさんぽ、
海と塩、手しごとと人の想い。
おさんぽして、赤穂のまちのことを新発見!
新しく知ることができた魅力にひきこまれました。
AMAMITERRACEさん、雲火展示館桃井ミュージアムさん。赤穂段通工房ギャラリー東浜さん、ありがとうございました。

おさんぽでお伺いしたお店はこちらからもご覧いただけます。
(周辺情報→今回は「その他」を開いてください)
次回のM探偵団もお楽しみに!
まめ柴M、次はどこにいこうかな?
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