こんにちは。
無印良品 広島アルパークです。
奥八農園 広島県三原市木原 「木原をみかん色に染める!」
1月末、野菜担当スタッフで圃場見学に行きました。
出迎えてくれたのは奥田さんご夫妻。
穏やかなご主人と、笑顔の素敵な奥さまのお二人で協力しながら柑橘づくりをされています。
2月末で1歳になった娘さんもいて、農業に子育てに大忙しのお二人です。
今ではすっかり農作業スタイルが板についたお二人ですが、もともとは農業とは全く縁のない暮らしだったそうです。
奥田さんは、子供のころからガンダムが好きで、ロボットを作りたくて、大学は工業大学へ進学。卒業後は工場の機械設備を作るお仕事をされていました。
まったく関係のない2つのお仕事に思えますが、作る品目は機械から柑橘へ変われど、試行錯誤しながら作り上げるという共通点があり、昔も今もお仕事を楽しんでいらっしゃるそうです。
「奥八農園」の屋号は、「奥」が姓の奥田、「八」は研修時お世話になった愛媛県の八幡浜の地名から取ったそうです。
お二人が柑橘農家になったきっかけは、奥田さんのお祖父さまが亡くなったこと。
親戚同士で祖父母の美味しかったみかんの思い出話をしたことがきっかけで、お祖父さまが大切にされていた園地を復活させることにしました。
その後、奥さまと一緒に、2年ほど愛媛県で柑橘の栽培を学んだあと、木原に戻り独立就農されました。右も左もわからない農業初心者のおふたりをあたたかく迎えてくださり、大変お世話になった八幡浜の方々への感謝の念を込めて、屋号に「八」の字を入れていらっしゃるのだそうです。
私たちが伺ったときは、すでに柑橘はすべて収穫した後。
畑では見ることができないので、保存している倉庫を見せていただきました。
収穫後は1~3か月、貯蔵庫で寝かせてから出荷します。
お祖父さまも使われていた趣のある貯蔵庫は、温度湿度を保ってくれて、今でも現役でした。
まずは貯蔵庫のすぐ裏にあるレモン畑を案内してもらいました。
冬なのに、かわいい花が咲いていて、聞くとレモンは四季咲きとのこと。
赤ちゃんのような小さな緑色の実もついていて、とてもかわいらしかったです。
農家を始めて、初めてレモンの花の可愛さを知ったと奥さまが笑顔で話してくれます。
私たちも夢中になって花を探してしまいました。
柑橘の畑も案内してもらいました。
一望できる気持ちのいい風景が広がります。
有機配合、ペレット状の固形で、ゆっくり効くような肥料を使っているそうです。
木のまわりには草がたくさん生えていました。
聞くとナギナタガヤという雑草を6月くらいに植えて、それが枯れることで雑草を抑制してくれるそうです。
除草剤を使わずに育てるために草生栽培という方法で工夫をされていました。
1年の作業の中では夏の草刈りと摘果が大変とのこと。
収穫は一番楽しい作業だそうです。
周りは高齢の方がほとんどで、木原の農業を持続し続けされるように、離農される方の畑を引き継いだり、荒れた畑を開墾したりしていらっしゃいます。
近くの放棄地を切り開いて苗木を植え、年間200本ずつ増やしています。
奥八農園が美味しい柑橘をお届けすることで、いろんな方に木原という土地を知っていただけたら、という想いを伺いました。
また、ゆくゆくは後継者の育成もできるような環境も整えていきたいとの想いもお持ちでした。
奥八農園の柑橘は、
広島アルパーク・イオンモール広島府中・ゆめテラス祇園、3店舗の無印良品でお買い求めいただけます。
ぜひ、奥田さんご夫妻が大切に育てたおいしい柑橘を召し上がってみてくださいね。
奥八さんのみかんはとてもていねいに選果されていて、安心して販売できます。
また、選果時に発生するみかんは美味しいみかんジュースになっています。
水・砂糖・添加物は一切使っていない、とってもおいしい100%のストレートジュース。
こちらも販売していますので、ぜひお試しいただきたいです。
奥田さんの目標 「木原をみかん色に染める!」
私たちもそんな風景を見るのがとても楽しみです!
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