こんにちは。無印良品 秋田アルスです。
桜が綺麗に咲いていますね。みなさんはお花見の予定などはありますか。
季節を楽しめるような心の余裕をもって生活していきたいですね。
さて、突然ですが、みなさんは「秋田銀線細工」をご存知でしょうか。
「秋田銀線細工」は秋田県指定の秋田市の伝統工芸品です。
純銀線を素材に作られる繊細な金工技法で、銀線を撚り合わせ、素材を加工するところから制作が始まります。
今回は「秋田銀線細工」の匠の技をつなげていこうと様々な活動に取り組んでいる矢留彫金工房さんに取材に行ってきました。
無印良品は地域とつながり、より良い街づくりのお役に立ちたいと考えています。
「秋田銀線細工」の魅力をこの配信で伝えて、少しでもみなさんが興味をもつきっかけになりたいです。
それでは、さっそく紹介していきますね。
最初は簡単に「秋田銀線細工」の歴史から紹介します。秋田は江戸時代の初期から鉱山の活発な開発によって、豊かな鉱物資源に恵まれました。日本有数の金や銀の産出量を誇り、金属工芸の産業化も発達しました。
江戸時代から培った技術に新たな技術や時代に沿ったデザインが加わり生み出されたのが「秋田銀線細工」だと考えられているそうです。
確かな技術と共に、前進し続ける職人さんの努力が秋田市を代表する工芸にしたのですね。
矢留彫金工房さんでは3人の職人さんにお話をきいてきました。
1人目は松橋 とし子さんです。
松橋さんは元々物作りが好きだということと、「秋田銀線細工」の魅力に突き動かされて就職をきっかけに職人さんになられたそうです。
40年のキャリアをお持ちです。
銀線細工を語るときの活き活きとした目が印象的でした。
写真で伝わるでしょうか。細い銀線をクルクルと巻いています。このパーツが集まってやっと1つの作品となるようです。
こちらは松橋さん傑作のネックレスです。お花の模様が美しいですよね。大きめですが、繊細なデザインなので首元をさりげなく、華やかにみせてくれると思いました。
松橋さんは「秋田銀線細工」のいぶした銀も魅力の1つだと語ってくれました。
深みがありますよね。私はこのような色味のシルバーアクセサリーが大好きなので感動しました。
今回の配信ではここまでの紹介となります。次回の配信も楽しみに待っていてくださいね。
それでは無印良品 秋田アルスをよろしくお願いします。
無印良品 秋田アルス