#01紙の可能性を探る

2019年4月に開業した日本初となる無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」の一室に、再生紙を活用し、アップサイクル品を取り入れて素材の循環・再生を体現したコンセプトルーム「Re PAPER ROOM」がオープンしました。
私たちの身近にある「紙」という素材のリサイクル性、耐久性、軽さに着目し、ノートの端材を100%使用して作成した壁面ボードや、強化ダンボールのみを使用して作られたベンチなどを部屋に取り入れています。
また、宿泊者限定のアメニティとして、銀座米卸問屋の捨てられるはずだった米袋でつくったオリジナルバッグを用意したほか、インテリアには、銀座老舗呉服店の着物の端材でつくったラグや、ジュエリーショップのアクリル什器で作ったライトが室内に彩りを添えています。
2024年の取り組み
今年の11月にオープンしたコンセプトルームでは、本来の役目を終えた備品や商品化する際に出る端材や廃棄されるはずだったパッケージなど、銀座にある事業所様の共同でアップサイクルに取り組んでいます。「紙」の可能性を探る、泊まれる期間限定のコンセプトルームです。