木に実るりんごのイメージ

安全の証GAP
生産者の自信が
美味しさにつながる。

さまざまな食の安全の印がある中、
『GAP(ぎゃっぷ)(農業生産工程管理)=よりよい農業の実践』に懸命に取り組む、福島県と生産者。
「お客様へお届けする品物は、安全・安心なものを提供すべきである」
と100項目以上ある認証基準をクリアし、手に取るお客様のことを想いながら育てています。
諸国良品では、美味しさと安全を追求した『福島県のりんご』をお届けします。

福島県で育つりんご

福島県はりんごの産地が多い東北地方の中でも気温が高い地域です。
日照時間が長く、りんごの生育にとって重要な平均気温が高いので、糖度が高く、甘いりんごが育つといわれています。

阿部さんのりんご作り
阿部さんのりんご作り
今回、お伺いした果樹園の『ABE Fruit』では、GAP認証を取得しています。9種類のりんごを栽培しており、美味しい実をならせる枝作りにこだわっているという代表の阿部 秀徳さん。

1月の寒い時期から、りんご作りは始まります。「枝を切ったり、残したり、バランスを見て剪定しています。りんごは植物ですが、人間と同じように木も個性があるんです。今年はこの木は勢いがあると判断した時は、枝を残す。お疲れモードの場合は伸びが良い枝まで切り戻しを行い、成長作用が働くようにしています。」根や木からのエネルギーをバランス良く行き渡らせ、美味しいりんご作りには欠かせない工程だそう。木と会話をするように、600本程ある木の枝細部まで目を行き届かせます。
安全の証であるGAP
安全の証であるGAP
GAP認証の取得について「お客様へお届けする品物は、安全・安心なものを提供すべきだと思っている。」という阿部さん。

りんごは開花から収穫までの期間が長いため、消毒の管理が多いことや、ご苦労もあるそうですが、阿部さん自ら従業員の方へ指導も行うなどGAP認証に向けて継続的に取り組まれています。農作物の安全・安心が担保できることはもちろん、従業員の方が安全に働ける環境をつくることへもつながっており、従業員の意識も変わるきっかけになったそうです。「必ず収穫前にはりんごを自分達で食べます。自分達が美味しいと感じたものをお客様へお届けします。」と最後まで、手に取るお客様のことを想って育てています。産地直送だからこそ、美味しさがピークになるタイミングで収穫し、お届けすることが出来ます。

諸国良品からお届けします

GAPの項目を知ろう

GAPには、100項目以上の細かな項目があります。作業工程の事例を見てみましょう。

農場ルールの作成 イメージ

農場ルールの作成

農場のルールをマニュアルにまとめることで、作業手順が明確化され、作業の効率化につながります。

気持ち良く安全に働ける環境づくり イメージ

気持ち良く安全に働ける
環境づくり

作業中のリスクを見える化して事故などの防止を図るなど、労働条件や労働環境を整備し、よりよい農場を目指します。

農薬や肥料の適切な使用と管理 イメージ

農薬や肥料の適切な使用と管理

農薬や肥料を適切に使用することで、環境に配慮した農業に取り組んでいます。

収穫物の適切な使用と管理 イメージ

収穫物の適切な使用と管理

農産物は衛生的に管理された施設に保管・貯蔵し、袋詰め作業をする際、汚染や異物混入に気を付けています。

農場ルールの作成 イメージ
気持ち良く安全に働ける環境づくり イメージ
農薬や肥料の適切な使用と管理 イメージ
収穫物の適切な使用と管理 イメージ
福島県がGAPに取り組むわけ
福島県がGAPに取り組むわけ
安全・安心の証として、少しずつ認知が広がってきたGAP。
「GAP(農業生産工程管理)=よりよい農業の実践」は、環境への負荷を減らし、農業を行うひとの安全や人権を守り、安全性の高い農作物を生産することを通じ、農場経営の改善や農作物の安定供給を行う「持続可能な農業」の実現を目指しています。

福島県は2006年よりGAPの取り組みを開始しました。さらに取り組みが加速したのは震災と原発事故がきっかけにあると、福島県農林水産部 環境保全農業課の鈴木 真由美さんはいいます。
「安全の証明ができるGAPは、お客様の不安の払拭に繋げるために取り組んでいます。第三者により認証を得た生産工程で栽培された農産物をお客様に届けられますので、農家さんの自信を深めることにも繋がっていると思います。」
人にも、環境にも優しい持続可能な農業
人にも、環境にも優しい持続可能な農業
GAPには ①食品安全 ②環境保全 ③労働安全 ④人権保護 ⑤農場経営管理 の5つの項目があります。このような工程管理によって、安心なものを届けるという、生産現場の責任が果たされ、安全でおいしい農作物をみなさまの食卓へお届けしています。

また、GAPを実践することは、経済・社会・環境のバランスがとれた社会を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成への貢献ともなります。
生産者と二人三脚で目指すこと
生産者と二人三脚で目指すこと
福島県には、県オリジナルの「ふくしま県GAP(FGAP)」制度があります。放射能物質対策を徹底するなど、県をあげたリスク管理により安全・安心な農業生産を行い、より良い農業の証であるGAP取得日本一を、生産者と二人三脚で目指しています。

わたしたちの想い

ABE Fruit 阿部 秀徳さん
ABE Fruit 阿部 秀徳さん
ASIAGAP認証を2018年に取得。ABE Fruitのりんごには生産者のたくさんの手間と思いが込められています。本当に安全・安心なおいしい果物をお届けさせていただくために、当園はASIAGAPの認証を取得いたしました。
果実ができるまでに重ねてきた物語(時間)も一緒に味わってください。
鈴木農園 鈴木 満さん
鈴木農園 鈴木 満さん
JGAP認証を2017年に取得。毎年の審査や日々の記録、各種書類の作成が大変ではありますが、当たり前のことを当たり前にやっている証なので、これからも継続していきたいと思います。
福島県は、他の産地よりも温暖なため、樹上での生育期間が長くとれます。また、昼夜の寒暖差も大きいことから、完熟した甘いりんごに仕上がります。
当園では、葉摘みを極力しないなど、より味にこだわった栽培をしています。
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木 真由美さん
福島県農林水産部 環境保全農業課 
鈴木 真由美さん
「食べること」に気を遣う方が増えている中で、安全・安心な農産物を食べたいという方が増えている印象があります。第三者が審査し、認証を与えている「GAP」は、誰が、どんな工程でこの野菜や果物を作っているのかの「見える化」が出来ることをみなさんに知っていただきたいです。
「GAP」を「知って」、「探して」、「食べて」応援してください。

ひと手間加えても、
おいしいりんご

そのままでも美味しく頂けますが、加熱すると甘みが増し食卓の一品としてもお楽しみいただけます。

りんごとにんじんのラぺ

りんごとにんじんのラぺのイメージ

材料(2〜3人前)

にんじん
1本
りんご
1/2個
レモン
1/2個
はちみつ
小さじ1〜2
ハーブソルト(塩でも可)
少々
クミン(ホール)
お好みで

つくり方

  1. 人参を千切りにする。
    ピーラーで薄くスライスしたものを千切りにすると、細くきれいに仕上がります。
  2. 千切りにしたにんじんを電子レンジで加熱する。(600W / 30秒)
  3. 加熱したにんじんにレモン汁、はちみつ、ハーブソルト、クミンを加え混ぜた後に冷ます。レモンはレンジで少し温める(ほんのり温まる程度)と果汁が多く取れます。はちみつはレモンの酸味をみながら量を調整してください。
  4. りんごを千切りにし、3にあえて出来上がり。
    りんごはピーラーを使わず、シャキシャキ感の残る太さがおすすめです。

りんごとクリームチーズ
のトースト

りんごとクリームチーズのトーストのイメージ

材料(1人前)

お好みのパン
1本
りんご
1/2個
クリームチーズ(個包装)
1個
はちみつ
お好みで
くるみ
お好みで

つくり方

  1. パンにクリームチーズを塗る。
    ※クリームチーズは少し柔らかくなるまで常温に戻すと塗りやすくなります。
  2. りんごを薄くいちょう切りにする。
  3. 1に切ったりんごとお好みでくるみを乗せて、トースターで4〜5分焼く。
  4. トーストが焼けたらお好みではちみつをかけて出来上がり。
    はちみつの代わりに、少量のシナモンシュガーをかけてトーストするのもおすすめです。