そんな小布施町の美味しい果物に惹かれ、農業の世界に飛び込み、ぶどう専業農家になった天野さん。現在ではクイーンルージュ、シャインマスカットをメインに栽培をしています。
元々は東京で芸人を志していた天野さんは、田舎での暮らしに憧れがあり、農業体験で小布施町と縁があった事を機に、就農を決意。町内のぶどう名人の元で研修を経て、ぶどう専門農家になりました。
2021年市場デビューした新品種の赤ぶどう「クイーンルージュ」を中心にぶどうを栽培しており、生産の苦労を語って頂きました。クイーンルージュは、雨が多いと病気にかかりやすく、昨年は、園内で広がってしまい、枝・葉の管理に大変苦労したそうです。
そのような経験を経て、日頃よりぶどうの管理は目を光らせ、状況に応じて栽培方法を変えているそうです。
今年からは樹の生育も安定してきて、品質の良好なクイーンルージュの収穫が今から楽しみです。
ぶどう栽培の中でも一番技術が重要となる適粒は、粒がびっしりと着く為、他のぶどうと比較すると1.5倍以上の時間がかかり、とても手間のかかる品種です。※摘粒(てきりゅう)とはぶどう一房一房にはさみをいれ、形と粒数を整える重要な作業です。
そんな天塩にかけて育てたぶどう。秋の訪れを小布施自慢のぶどうで味わってみませんか?