もともとは農協の職員だったという代表の高見康彦さんですが、家業である農業を継いでいくにあたって、自身の健康のためにも農薬は使いたくないと、有機農法を手掛けるようになりました。
そこでたどり着いたのが「BLOF理論」に基づく農業でした。科学的・論理的な有機栽培技術で、自家製堆肥やミネラル肥料など、丹精込めた土づくりが肝となる農法です。
BLOF理論に基づいた有機栽培では、栄養価が高く、発がん性物質を発生させる恐れがある硝酸イオン濃度の低い作物が生産できることが、データでも立証されているといいます。また、作物自体が強く育つため、農薬を使わなくても、病害虫を寄せ付けずに栽培することができるんだそう。実際に高見さんの畑では、農薬はもとより、防虫ネットも使っていないにもかかわらず、生命力あふれる作物がイキイキと育っています。
それでも慣行農法と比べれば、収量も安定しないと話す高見さんは、「年々、気候が変動するなかでの農業は難しいのですが、おいしいと喜んでもらえるお客さんの笑顔のために頑張っています」と話します。数年前には有機農業に関心を持っていた20代の若手スタッフも入社し、活気が増しています。
そんな丹波たかみ農場では、有機JAS取得をした人参をはじめ、丹波の特産品である「丹波黒豆」や「丹波大納言小豆」を中心に栽培しています。丹波黒豆は丹波地方をルーツとする黒大豆の品種のひとつで、世界でも類を見ないほど大粒の豆。同じく丹波大納言小豆も大粒で、どちらも食感の良さと風味の豊かさには定評があります。
まじめにまっすぐに作物と向き合って、丹波たかみ農場が丹精込めて作った安心・安全の有機栽培品をぜひお楽しみください。