ひょうたん農場では、減農薬にこだわったお米づくりを中心に、但馬牛の繁殖、丹波特産の黒豆や小豆、栗、加工品の生産を行っています。お米の栽培と牛の飼育の両方を行っているため、自社で循環型の農業が行えるという素晴らしい環境に恵まれています。
牛糞とお米のもみ殻を発酵させると堆肥となり、そして良い土となります。お米を収穫した後に出たワラは牛の餌やベッドとして活用し、また堆肥となって田んぼに戻っていきます。このように持続可能な循環型農業を目指して、活動しています。
また、ひょうたん農場では農作業の代行もしています。昔から農業が盛んな丹波ですが、高齢化が進み、農作業が続けられなくなった農家さんが増えているといいます。農家さんたちに代わって農地を耕しお米を作る手助けをすることで、農地を耕作放棄地せずに獣害などの様々な問題から地域や環境を守ることにも繋がっています。
そんなひょうたん農場の自慢の一品が、丹波の特産品でもある「丹波栗」。丹波栗は持統天皇(686-696)が奨励して栽培が始まったといわれ、丹波地域では古くから朝廷に献上するなど「丹波といえば栗、栗といえば丹波」といわれるほど有名です。丹波地域の気候風土が生育に適しており、粒の大きさと味に定評があるこの丹波栗を、ひょうたん農場では無農薬で栽培しています。
「私たちが育てたお米や栗、但馬牛などを通して、食べることの楽しさや命をいただくことについて伝えたいと思っています。そして、次世代にも豊かな環境を残したいですね」と代表の須原隆一さんは語ります。
丹波の土地の恵みと、ひょうたん農場の愛情を受けた作物をぜひご賞味ください。