農薬に頼らず無茶苦茶に頑張る。健康で安全な「無茶々園」のせとか

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諸国良品

2020/12/12

「無茶々園」の原点は、手探りで有機農業を模索した伊予柑の実験園にあります。地域への広がりのなか、共通の栽培指針を定めて無茶々園らしいみかん作りに取り組んできました。
柑橘が実を結ぶのは一年に一度だけ。やむをえず農薬を使用することがあっても、一年に渡る栽培期間の中で最低限に抑えるように取り組んでいます。端麗な見栄えとは引き換えに、安心感と生命力のある産物を作り出していきます。

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「せとか」は、清見オレンジとアンコールの交雑種にさらにマーコットを掛け合わせ誕生しました。清見オレンジも温州みかんとオレンジの掛け合わせ、アンコールも2品種の掛け合わせのですので、複雑な由来を持つ柑橘です。

古いところでは20年以上前から作っていましたが、無茶々園で本格的に植えたのは2005年頃。ちょうど栽培が下火になってきた伊予柑に代わる品種として取り組んでいます。まだ若木も多いので、これから主力品種として推していきたい柑橘です。

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風味にも複雑さがあり、たっぷりの果汁で濃厚な甘みの中に、オレンジやマーコット、アンコールの香りが混ざった独特の芳香があります。最初は違和感を覚えるその香りも、味の良さを知ってしまうとおいしそうな香りに感じてしまうから不思議なものです。

おすすめの食べ方は、ちょっと面倒ですがナイフでカットして。手で剥いて食べる以上に、そのジューシーで甘みの強い果肉を楽しむことができます。

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病気が付きやすく、作りこなすのが難しいせとか。特に黒点病の影響を受けやすく、殺菌剤を使用しない無茶々園のせとかはとても外観が悪くなります。しかし、これは梅雨の頃に表皮が黒点病と戦った痕跡。あらかじめご理解いただけますとありがたく思います。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 株式会社地域法人無茶々園

    生産者名 株式会社地域法人無茶々園 詳細

    1974年に立ち上げられた「無茶々園」。環境破壊を伴わず、健康で安全な食べ物の生産を通して、真のエコロジカルライフを求める町作りを目指しています。柑橘類を中心に、その加工品に加えて、海産物の加工や野菜の栽培にも着手。最近では、ジュースを搾った後の柑橘の皮を活用したスキンケアコスメの開発・販売も手掛けています。故郷にしっかり根ざしながらも、未来に向かって様々なチャレンジを行っています。