この「丹沢大山茶」が栽培されているのは、神奈川県松田町寄(やどろき)地区。この地域では昼夜の寒暖差、霧など好条件がそろい、古くから美味しい「山」のお茶が 丹精込めて育てられ、 茶畑が広がる美しい景色がみることができます。
しかし、中山間部での栽培の難しさや後継者不足、お茶の生産をめぐる環境の変化などから近年急速に耕作放棄地となる茶園が増加し、茶畑の減少が進んでいます。その課題に向き合い、地元「神奈川のお茶」の再建に取り組み、株式会社茶来未が耕作放棄茶園を再生して誕生したのがこの「丹沢大山茶」です。
地元への感謝から地元食材を使ったお菓子の販売や文化の発展への支援を積極的におこなっている「株式会社ありあけ」、地域と一緒に地域を盛り上げていく活動をする無印良品 港南台バーズ、そして地域でお茶を地域資源にと奮闘する「丹沢大山茶」の生産者「株式会社 茶来未」。耕作放棄地の再生が、自然環境のバランスを取り戻し、持続可能な未来へとつながる取組みとして3者の想いがかさなり、「抹茶」をお菓子の風味として手軽に楽しむように「緑茶」の美味しさを感じられる、身近なお菓子をつくりたいと開発がはじりました。
茶葉の濃さをかえ試作を重ねてできあがった緑茶餡は、緑茶本来の風味や渋みをしっかりと感じられます。皮のやさしい甘さと香ばしさを含む洋菓子ミルクハーバーは、香り高く、深い渋み、すっきりとした味わいの『浅蒸し煎茶』である丹沢大山茶とも相性よく仕上がっています。
「お菓子づくりを通して、美味しさのその先にある感動を届けたい。」株式会社ありあけのテーマにあるように、食べると笑顔になったり、あの頃の思い出が甦って懐かしくなったりできるようなお菓子を目指しました。久しぶりの再会や、いっしょにすごす時間を楽しむ機会のお茶のお供として、選んでいただけるよう、化粧箱の真ん中のお茶色のラインは熨斗をイメージし、そのまま贈り物にもなるようデザインされています。
神奈川県の無印良品と「諸国良品」でしか取扱いもない商品です。よい茶どころには、よい茶菓子がある。1年間丁寧に育てられた緑茶のおいしさをお茶の時間に楽しんでください。