平成22年、みのり農協と多可町が地域の新しい特産として「にんにく」を推奨し、当農場もすべて手作業からにんにく栽培を開始しました。七代目藤岡農場では暖地型品種を使用しており、鱗片の数が12個前後と多く、大きなにんにくができます。
栽培期間中農薬を一切使用せず、知恵と経験で病気や雑草を極力抑える取り組みが評価され、平成29年に兵庫県認証食品(ひょうご安心ブランド)に認証されました。令和2年度から主に不耕作地解消後の農地を利用し、有機JAS栽培を開始しました。
平成27年に「黒にんにく」に出会い、加工をはじめました。何度も失敗を重ね試行錯誤を重ねた結果、熟成黒にんにく「黒葫玉(こっこおう)」が誕生しました。ひょうご安心ブランドである七代目藤岡農場のにんにくを使用し、温度・湿度・熟成期間を調整しながら独自の方法で約30日間熟成発酵させて製造しています。
長期熟成が特徴の黒葫玉。この熟成が、にんにく特有の辛味をなくし、逆に糖度が増すことで、プルーンのようなフルーティな味わいへと変化します。
黒にんにくには、様々なポリフェノールが含まれています。これが抗酸化作用を起こし、動脈硬化やガンなどの予防に繋がるなどの健康促進に繋がるといわれています。
土づくりは主に緑肥作物で行い、栽培期間中に農薬を一切使用しないことで、人の体にも環境にも優しい、安心安全な農法で作られています。
味だけではない、黒にんにくのすごさを一度実感してみてください。