鴨川の生産者が情熱を注ぐ「海と太陽のレモン」

鴨川の生産者が情熱を注ぐ「海と太陽のレモン」

諸国良品

2023/10/01

鴨川の温暖な気候と生産者の情熱により栽培された「海と太陽のレモン」。2010年に鴨川でレモンを栽培していた10名の生産者が“まるごと皮まで食べられる信頼できるレモン”作りを目標に「鴨川レモン組合」を結成したことから始まりました。当初はレモン栽培のための土壌作りや、生産性の不安定など苦労が絶えませんでしたが今では生産も安定し、お菓子を始めとした加工品の材料に使われる等、その輪は広がり続けています。

国内のレモン栽培は広島県と愛媛県で栽培面積の7割を占めていると言われ、関東周辺での栽培は限られています。鴨川市を含む南房総地域では、平成の始め頃から南房総市の山間地で試験栽培が行われ、その後新たな特産品として本格的に栽培が開始されました。

レモンにはいくつかの品種がありますが、鴨川で栽培されているものはリスボン種と呼ばれるものです。レモンの品種の中では最も耐寒・耐暑があり風害にも強く果汁量が多いのが特徴で、酸味が強く、冬から春にかけて収穫されます。

記事内画像:001鴨川の生産者が情熱を注ぐ「海と太陽のレモン」

海と太陽のレモンは「ちばエコ農産物」認証制度に基づき栽培されています。ちばエコ農産物は環境保全と食の安心・安全に配慮した千葉県独自の農産物認証制度で化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培する等いくつかの条件が定められています。

鴨川一帯は「蛇紋岩(じゃもんがん)」というミネラル分を多く含んだ粘土質の土壌におおわれており、稲作もにも適した土壌です。その蛇紋岩からしみ出てくる水で栽培されているため酸っぱい中にもまろやかでコクのあるレモンとなっています。

記事内画像:002鴨川の生産者が情熱を注ぐ「海と太陽のレモン」

レモンというと、黄色に色づいたものをイメージされる方が多いかもしれませんが、10月~12月上旬に収穫される果実は、果皮が緑色の「グリーンレモン」の状態です。その後12月中旬からは樹上で熟した「イエローレモン」となっていきます。

グリーンレモンは果皮が厚めで、果汁量は少なめですが果皮からさわやかで豊かな香りを発します。果皮をすりおろして、お料理やお菓子作りの 香り付けにしたりして使うのがおすすめです。一方、イエローレモンは完熟したっぷりの果汁を含んでいます。季節によって移り変わるレモンの味や風味をお楽しみください。

生産者紹介

  • 鴨川レモン組合

    生産者名 鴨川レモン組合 詳細

    2010年に鴨川でレモンを栽培していた10名の生産者が“まるごと皮まで食べられる信頼できるレモン”作りを目標に「鴨川レモン組合」を結成しました。このレモンは、里のMUJIみんなみの里での販売や地元企業で開発したお菓子等に加工され千葉県内中心に販売されるなど広がりを見せています。

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