国内のレモン栽培は広島県と愛媛県で栽培面積の7割を占めていると言われ、関東周辺での栽培は限られています。鴨川市を含む南房総地域では、平成の始め頃から南房総市の山間地で試験栽培が行われ、その後新たな特産品として本格的に栽培が開始されました。
レモンにはいくつかの品種がありますが、鴨川で栽培されているものはリスボン種と呼ばれるものです。レモンの品種の中では最も耐寒・耐暑があり風害にも強く果汁量が多いのが特徴で、酸味が強く、冬から春にかけて収穫されます。
海と太陽のレモンは「ちばエコ農産物」認証制度に基づき栽培されています。ちばエコ農産物は環境保全と食の安心・安全に配慮した千葉県独自の農産物認証制度で化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培する等いくつかの条件が定められています。
鴨川一帯は「蛇紋岩(じゃもんがん)」というミネラル分を多く含んだ粘土質の土壌におおわれており、稲作もにも適した土壌です。その蛇紋岩からしみ出てくる水で栽培されているため酸っぱい中にもまろやかでコクのあるレモンとなっています。
レモンというと、黄色に色づいたものをイメージされる方が多いかもしれませんが、10月~12月上旬に収穫される果実は、果皮が緑色の「グリーンレモン」の状態です。その後12月中旬からは樹上で熟した「イエローレモン」となっていきます。
グリーンレモンは果皮が厚めで、果汁量は少なめですが果皮からさわやかで豊かな香りを発します。果皮をすりおろして、お料理やお菓子作りの 香り付けにしたりして使うのがおすすめです。一方、イエローレモンは完熟したっぷりの果汁を含んでいます。季節によって移り変わるレモンの味や風味をお楽しみください。