甘くなるまでじっくり待った

甘くなるまでじっくり待った

諸国良品

2023/11/01

「おいしいみかんは熟度で決まる」。温州みかんの一大産地愛媛県八幡浜市で、徹底的に「適熟」で収穫することにこだわっている生産者、みなの共同選果部会。おしりの色が濃くなってきたのを一つ一つ確認して収穫していくのは大変ですが、効率より味、見た目より味、とにかく「おいしさ」にこだわって、みかんを届け続けています。

八幡浜の中でも少し山間に位置するこのエリアは、温暖な海沿いとでは~2週間ほど熟すのが遅くなります。また同じみかんの木でも、陽のよく当たる木の外側になっている果実と、木の内側になっている果実とでは熟すまでに2週間の差が出ます。

おいしくなるまでじっくり木に成らしたいけど、その分雨や風にあたるリスクが高くなってしまう。1本の木を一度に全部同じタイミングで収穫した方が効率もいいけど、その分おいしさにばらつきが出てしまう。長年そんなジレンマを抱えていました。

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「やっぱり大切なのは味。作り手として自信を持っておいしいといえる味でお届けしたい」そんな想いからチーム一丸となって「適熟」にこだわって収穫するようになったのが5年前。

甘さだけでなく、程よく酸味がのこることで濃い旨味を感じる状態、それがみかんの「適熟」。生産者の皆さんはそのタイミングを「おしりに濃い紅がさしてるかどうか」ひとつずつみて判断し収穫しています。

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長く木にならすことで、雨風にあたって皮に傷がついたものもありますが、味には影響はありません。糖度センサーを通すことで保証付

外観のキズや味に関係のない選別基準をはぶくことで、買い手にとってはおいしいみかんがよりたくさん値ごろで手に入り、作り手にとってはより安心しておいしいみかんが生産できる。無印良品の一部店舗でも期間限定で販売しています。

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生産者紹介

  • みなの柑橘共同選果部会

    生産者名 みなの柑橘共同選果部会 詳細

    四国の西南部 佐田岬(さだみさき)半島の付け根に位置する八幡浜市と、西予市三瓶町北部にまたがる地域。宇和海の美しい自然と温暖な気候が特徴のこの地域では、古くからみかん作りが行われ、海沿いにそり立つ急斜面での栽培の風景が特徴的です。メイン品目である温州みかんのほか、イヨカン、ポンカン、デコポン、清見、柿、ビワ、梨の生産にも力を入れています。

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