米の国秋田の寒こうじ

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諸国良品

2018/01/19

米の国秋田は、湿度の高い冬の気候を利用して、米や米麹を使った発酵食品が発達し、漬け物の多くに米麹が使われます。寒こうじは、昔は寒い冬に仕込まれていました。米麹と蒸し米を丁寧に仕込んだ「漬物の素」で、秋田では一般的に使われています。

国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている秋田県仙北市角館。現在でも武家屋敷が立ち並ぶその一角に160年以上地域に愛され続けている醸造元 安藤醸造はあります。

無添加、天然醸造が特徴の安藤醸造では、機械任せにせず、熟練した『杜氏(製造責任者)』が、その目や鼻、舌で品質を管理しています。だからこそ、一人で管理する量は限られており、大量生産は難しいのです。

その安藤醸造で約30年前から販売を始め、人気になっているのが、寒こうじです。
昔は寒い時期に仕込むことから、寒こうじと呼ばれ、塩、米麹、もち米、砂糖で作られます。

寒こうじは、漬け物の元として使われることが多いですが、野菜はもとより魚介類や肉類にも多く用いられ、調味料としても利用できます。

原料となるお米も地元の農家さんと丁寧に作ったお米でつくっており、安心安全なものづくりの姿勢は昔と変わらず現代に引き継がれています。

秋田のおいしい米とその地の風土から生まれた寒こうじ。
代々丁寧なものづくりを続ける味噌屋ならではの麹のうまさを食卓で手軽にお試しください。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 安藤醸造

    生産者名 安藤醸造 詳細

    享保の時代より地主として角館に住み、小作米の一部を原料として味噌を醸造し、合せて醤油も造るようになりました。今、店頭にかかげている「常陸傳生醤油」の木製看板はその当時の名残をとどめるものです。現在では味噌・醤油・漬物の製造を専業としており、代々伝えられている伝統の味を守り続けています。