工場のある岩手県大船渡市は椿の里構想を掲げています。半世紀に渡り椿の植樹や子供が生まれるとツバキっ子政策として椿の苗木が市からプレゼントされ続けてきました。3.11東日本大震災では多くの椿が津波をかぶっても生き残りました。
太平洋北限椿の葉を80%使った椿茶は一枚一枚の葉にある蝋質を手で食用アルコールを使って拭き上げ、発酵した甘茶を焙煎後の椿葉と混合して手で揉み上げます。椿の葉を80%以上も使ったお茶は国内では三陸岩手、大船渡で作られている椿茶だけです。
味わいは、紅茶の味わいで、ほんのり甘くって、スッキリがな心地よさです。夏は冷やして、焼酎で割ってみたり、サイダーで割ってみたり。色々とアレンジできます。ノンカフェイン・ノンシュガー・ノンカロリーなので夜寝る前や子供さんにも安心です。
三陸わかめの大黒柱は「あまじょっぱい」んです。甘いのに白砂糖は使っていません。精錬塩や食品添加物も使わず、アルギン酸を大事に閉じ込めました。椿茶で煮ているのでスッキリした甘さです。決め手は5回も仕込んだ純米料理酒と海塩醤油です。
佃煮は美味しいけど塩分や糖分が気になる方もいらっしゃいます。せっかくの自然の恵を沢山の塩漬け、砂糖漬け、醤油漬けにしたら勿体無い。新たに開発した乾燥工程を経た太茎はアルギン酸を100gあたり4.4gも滞留させました。
素材の良さを引き立てて、持っている栄養を逃さないようにする、その上で日持ちもさせ、一切の化学調味料や精錬された物を使わず身体によいものをつくりたい、そんな思いを実現するには、挑戦してみると一年や二年があっという間に過ぎ去ってしまいました。