「GAP・良い農業の実践」に親子で取り組む【小林農園】

「GAP・良い農業の実践」に親子で取り組む【小林農園】

諸国良品

2024/02/01

小林農園は園主の小林茂行さんが2014年春に出身地である福島県喜多方市にて新規就農し産声を上げました。「グリーンアスパラガス」をメイン作物とし、「もち麦」をより一層広めたい作物として位置付けています。小林さんは約26年の大手ビール会社勤務経験があり、その中でISO(生産工程管理)の業務に携わった事がきっかけで、2019年に福島県独自のFGAPの認証をアスパラガスと六条大麦で取得しました。GAPとはGood Agricultural Practicesの略で、「良い農業の実践」と言われます。現在は息子さんと共にGAPの実践に取り組んでいます。

アスパラガスの栽培に適した寒暖差のある気候・水はけのよい土壌を併せ持つ農地の多い福島県喜多方市は全国でも有数の産地です。新規就農の際にメイン作物としてアスパラガスを選んだ一番の理由であると小林さんは語ります。

アスパラガスは成長がとても早いので収穫は朝と夕方の1日2回行います。朝採りのものはもちろん、また、GAPの工程管理に準拠し、収穫・選別や袋詰めの際も作物を素手で触ることは極力なく、随時アルコール除菌を行って清潔に作業し、専用の冷蔵庫を活用して品質保持に努めています。

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もっと広めたいと考えている「もち麦」は小林さんがビール会社に勤務していた時の縁で栽培を始めました。水溶性食物繊維(βグルカン)に代表される成分を多く含む作物としてのポテンシャルに将来性を感じ、徐々に規模拡大をしているそうです。現在は、地元の直売所メインで販売をしています。

主にもち麦は地域の直売所での販売でしたが、GAP認証取得をきっかけに地元の業務店様などとの取引が広まっており、今後が更に楽しみとのことです。健康志向のお客様を中心にもち麦の輪が広がっていると感じているとのことでした。

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2023年4月には地元の農業高校を卒業した息子さんも親元就農し、日々一緒に農作業に勤しんでおられます。小林さんは「一人の時は心が折れそうなこともあったが、二人でやることによって気持ちも体も楽になった。」と感じています。

生産者紹介

  • 小林農園

    生産者名 小林農園 詳細

    小林農園は園主の小林茂行さんが2014年春に出身地である福島県喜多方市にて新規就農し産声を上げました。「グリーンアスパラガス」をメインの作物として栽培しています。小林さんは約26年の大手ビール会社勤務経験があり、その中でISOの業務に携わった事がきっかけで、2019年に福島県独自のFGAP認証をアスパラガスと六条大麦で取得しました(GAPとはGood Agricultural Practicesの略)。現在はご子息と共にGAPの実践に取り組んでいます。

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