「名倉メロン農場」が手掛けるのは一般的に“マスクメロン”といわれ、もともとイギリスで開発された「アールスフェボリット(伯爵のお気に入り)」という品種のもの。これを日本の皇族にも食べさせたいと国内でも明治後期から栽培が始まりましたが、今では静岡県西部のみで栽培されている品種だといいます。
その特徴はというと、強い芳香と、果汁の多い黄緑色のとても甘い果肉。一株からたった一つの果実しか収穫しないというこだわりや、果皮が焼けないように一つひとつの果実に笠を掛けたりと、最後まで“箱入り娘”として、大事に大事に育てられています。
ハウスには、日照の少ない冬でも南からの太陽光を最大限に取り入れることのできる「スリークオーター型ガラス温室」を採用。また、栽培床を地上より浮かす「隔離ベッド栽培」をすることで、よりきめ細かな水分管理をしたり、連作障害を防ぐために土を熱消毒することができるそうです。
「メロンの糖度は最後の5日くらいでグンと上がるんです」そう生産者の名倉正悟さんが話すように、「名倉メロン農場」では最後まで味を乗せきってから収穫することを心がけています。今回お届けする家庭用は皮に少し傷が入ったりしていますが、味には全く問題がありません。「名倉メロン農場」のマスクメロンをぜひご堪能ください!