生姜にはガリや紅生姜の原料となる「大生姜」、薬味に最適な「中生姜」、はじかみに使用される「小生姜(葉生姜)」の3種類があります。「黄金生姜」は、鮮やかな黄金色をしており、強い辛みと清涼感のある爽やかな香りが特徴の中生姜。すりおろしても変色しにくく、鮮やかな色が長持ちします。また、繊維質が少なくすりおろしてもなめらか、舌触りがよく、薬味に最適といえます。
そんな黄金生姜を栽培するのは、熊本・宮崎・鹿児島・徳之島(奄美諸島)にある自社農園と契約農園。1年を通して温暖な南九州の気候は、熱帯アジアを原産とする生姜の生産に最適なのです。一般的に生姜を栽培する際、畑が10度以下になる前に生姜を収穫しますが、南九州の畑は年間を通して温暖で気温が下がりにくいため、完熟ギリギリまで生姜を畑に置いておくことが可能。完熟させることで、生姜の風味がより一層強くなります。
また、永豊フーズではできる限り農薬を減らした栽培を行っています。農薬の使用は慣行栽培の5分の1以下まで減らし、食品の安全や畑で働く人の安全、環境保全にも配慮し持続可能な生産活動を実践しています。
なお、生姜はスーパーなどで販売される際、「小さな傷」「大きすぎる(パックに入らない)」「汚れ」などの見た目によって餞別され破棄されてしまうものが発生します。食べるのには味も品質も全く問題のない生姜のため、永豊フーズではどうにかして必要としてくださる方のもとへ届けることができないかと考え、「諸国良品」ほかオンラインショップなどを通じて販売を行っています。
古くより、香辛料として食され、漢方薬として使われるなど、日本のくらしに根づいている生姜。薬味としてはもちろん、料理や漬物、お菓子などに幅広く使える“香り”をいただく野菜です。料理を引き立てる美しい黄金色で、豊かな風味、存在感のあるピリッとした辛みの「黄金生姜」をぜひご賞味ください。