伝統工芸を日常に。普段使いのできる江戸切子のカップ

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諸国良品

2015/01/30

もともと江戸のビードロ問屋が輸入品を模してカットガラスを作ったのが始まり、という江戸切子。後にヨーロッパから技法が導入され、庶民のための切子として発展していきました。そんな江戸切子のカップでコーヒーを提供しているのが、墨田区にある「すみだ珈琲」。温かい飲み物にも使えるこのカップは「器は使ってこそ。江戸切子をより日常的に使えるように」というオーナー廣田さんの想いから生まれました。日々の生活を豊かにしてくれる器です。

世界一の電波塔である東京スカイツリーを有する墨田区は、東京都内で大田区の次に工場の数が多く、“ものづくりの街”として発展してきました。そんな墨田区にある「すみだ珈琲」では、江戸切子のカップでコーヒーを飲むことができます。

江戸切子は、透明硝子の上に色硝子を被せ、回転する円盤状のダイヤモンドの刃で削って、模様づけをします。薄い硝子を同じ深さで削っていくので繊細な力加減と技術が必要です。

「一品ものではなく、同じものを幾つも作れる技術が必要。一日中作業できるように、手に力を入れすぎてはダメ」と職人歴21年、すみだマイスターの川井更造さんは話します。

削りに加えて、磨きの工程も重要。最近は、手磨きの代わりに薬品を使って仕上げてしまうところも多いなか、質の高さを保つため、しっかり手磨きをしています。

観賞用としてでなく、日用品として伝統工芸品が時代にあわせて磨かれていくことを認識させてくれる、江戸切子のカップ。普段のコーヒーも、カップを変えるだけで特別な一杯に。贈り物にも最適です。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 すみだ珈琲 店主・廣田英朗さん

    生産者名 すみだ珈琲 店主・廣田英朗さん 詳細

    「気軽においしいコーヒーが味わえる、心地よい社交場を作りたい」と東京・墨田区にコーヒー専門店「すみだ珈琲」を開業。「江戸切子の器は、従来は冷たい物を飲んだり、盛り付けたりするものでした。温かい物でもお召し上がり頂けるようにすることで、その可能性が広がり、地元の活性化に繋がるのでは」と、地元の企業に、熱に強いオリジナルの江戸切子カップの製造を依頼。その器でこだわりのコーヒーを提供しています。

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