日本全国を旅して出会った、日本の「伝統茶」

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諸国良品

2019/11/15

日本で薬膳料理などに使われる薬草(ハーブ)はその9割が輸入品だといいます。「国産ハーブは本当にないのか?」そんな疑問から、{tabel}(タベル)の新田理恵さんの薬草探しの旅が始まりました。調べていくと、日本には300種類以上の薬草がひっそりと生えていることがわかり、地域によっては薬草工場も残っていました。{tabel}では、そんな国産在来種を中心としたハーブを使って、古来より生活に根付いてきた暮らしの「伝統茶」を作っています。

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新田さんが最初に出会ったのが、熊本県八代地方のレンコン農家さんです。はすの葉を使ったお茶は、世界三大美女である楊貴妃が愛飲した“美容茶”として知られていますが、熊本の在来種「あか根レンコン」の葉はそれまでお茶には利用されていませんでした。

そこで阿蘇の薬草研究家と一緒に商品化したのが「八代の日本古来のはすの葉茶」。はすの葉のやさしい甘さとまろやかさが混じり、金木犀のような甘く豊かな香りが立つこの薬草茶は、お腹の調子を整えたり、血の巡りをよくしてくれます。

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ほかにも、宮崎県霧島地方のおじいちゃんたちが山で手摘みした野草「カキドオシ」を使った「霧島のカキドオシとハトムギ茶」や、沖縄県の石垣島で育った「月桃」を使った「石垣島の香り華やか月桃茶」、奈良県高取町の在来種「大和当帰」を使った「奈良高取の寒さに負けない大和当帰茶」を展開している{tabel}の伝統茶。

薬草にはカフェインが含まれていないため、妊婦さんやお子様も安心して飲めます。また、できるだけ一つひとつの薬草の効果・効能を大切にするため、ブレンドは最小限にシンプルに。そして、「できるだけ食物と近い場所で加工まで行いたい」と、地域の人々と協力しながら仕上げています。

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「これまで見向きもされてこなかった、雑草のように生えている薬草が商品になることで、地域の魅力に改めて気付くことにもつながっています。健康やおいしさだけではなく、伝統茶が地域を愛でる視点の一つになったら嬉しいですね」と新田さんは語ります。

生産者紹介

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    生産者名 伝統茶{tabel} 詳細

    もともと管理栄養士であり、国際中医薬膳調理師である新田理恵さんが、日本全国を旅して出会った日本の薬草を使って展開する、伝統茶のブランド。天然もの、無農薬、無化学肥料、有機肥料栽培などで育ったハーブたちを使用し、地域の人々と協力しながら商品づくりをしています。「渋いイメージだった薬草が、おもしろい、たのしいものに変わっていくのがとても嬉しい」と話し、現在も国産薬草探しの旅は続いています。

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