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平均年齢30才の若手チームが作る、東京産まれ・無農薬育ちの“モテる”野菜たち

諸国良品

2017/12/15

都心からおよそ1時間ほどの東京都青梅市にある「Ome Farm」。アパレル業界出身者をはじめ、元メッセンジャーや画家など、平均年齢30才の個性豊かなメンバーが揃い、「本当に安心できるものを都心近郊でつくる」を目標に日々奮闘しています。彼らが作るのは、後関晩生小松菜や寺島ナスといった東京に伝わる伝統野菜と、ケールやビーツ、セルバチコなどの西洋野菜。農薬や化学肥料は一切使用せず、自然の力と知恵を最大限に生かして育てています。また、「Ome Farm」では自然環境と密接な関係にある養蜂も行っています。

「Ome Farm」がスタートしたのは2015年のこと。代表の太田太さんは農業を始めるにあたり、長らく暮らしていたニューヨークでは身近なオーガニック農法に自然とたどり着いたといいます。「NYでは農家さんが直接野菜を販売するファーマーズマーケットが週3回くらい開かれていて、鮮度が高く、農薬などを使っていない野菜が気軽に手に入りました」

太田さんたちはまず、三重県の「土の匠」のもとで、約1年かけて土づくりを習得。余った野菜くずに米ぬかやもみ殻などを加えて半年以上発酵させ、堆肥を自給していっています。「理想は落葉や枯れ枝が自然に分解される山の環境に近い土。余計なものを入れなくても、自然の循環のなかで植物は育つんです」

また、農薬耐性があったり一世代交配の種は極力使わずに、自分たちで種採りをするのも「Ome Farm」のこだわりです。その昔は農家さんが種を採るのは普通のことでしたが、今では品種改良された育ちやすい種を買って使うのが一般的ななか、稀少な活動といえます。

そんな彼らが育てるのは、スーパーにはあまり並ばない野菜たち。「日本は食糧廃棄率が高すぎます。選ぶ人が楽しくなるような“モテる”野菜だけを作るようにしています。そうすれば自ずと廃棄するものも減らせますから」と太田さんは話します。

なお、「Ome Farm」の畑は青梅市内の9カ所に点在していますが、少しでも場所が変わると、土の質に風の強さや湿度、日当たりなどの環境は大きく変わるといいます。種を蒔いてきちんと発芽するかなど見極め、適材適所で年間を通しておよそ40品目の野菜を育てています。

今後の目標は「近隣と有機農業のコミュニティを作りたい」と語る太田さん。現に、「Ome Farm」が青梅で農業を始めて以降、周りにも農薬を使わずに栽培をする農家さんが徐々に増えつつあり、農耕を通した東京のまちづくりがスタートしています。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 Ome Farm

    生産者名 Ome Farm 詳細

    東京都青梅市で有機農法に取り組む、平均年齢30才の農業チーム。「東京にも広大な自然があり、そこで育てられた野菜を新鮮なうちに地元(東京近辺)の皆様に味わっていただくことが願い」と活動しています。マルシェなど対面販売に力を入れています。

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