「間違いのない商品をいかに安く作って届けるか」という先代の想いを引き継いでいる山門みそ。1日約1.9トンを仕込むという味噌造りですが、そのすべての工程における作業が機械ではなく、人の手によるものです。
大豆は今時珍しいせいろうを使って蒸し、また、仕込みには地下水を利用しています。さらに、ボイラーの燃料には重油ではなく、薪を活用。近所で解体された家の木材が集まる仕組みになっています。「なるべく原価を下げて、おいしいものを安く提供したい」という工夫がここにも見られます。
先代のご主人と二人三脚で味噌造りを続けてきた、代表の山門タキさん。「販売価格を変えずに造り続けるのは正直大変ですが、全国のお客様が喜んで使ってくださっているので、正直に、慎重にこれからも続けていきたい」と語ります。