野菜が本来持っているおいしさや栄養価を最大限に引き出すため、モアーク農園では、伝統的な「草農法」を採用しています。農薬や化学肥料が使用されるより以前から行われてきた、草を主原料とする堆肥づくりです。
植物は枯れた後、土壌動物や微生物などにより分解され、再び植物の栄養となります。「草は分解されると+と-のイオンへと変化し、+と-を掛け合わせると"土"という字に変わる。昔の人は草が農作物を育てると知っていたんでしょう」と代表の西村さんは話します。
有機野菜の流通量を増やすためには、一人でも多くの有機農業者を育成することが急務です。モアークでは、目黒区にショップ兼研修室を新設。新規就農者を育成していく計画もあります。
また、後世につないでいける農業の普及を目指すというモアーク農園。20~30代の若手スタッフを雇用していますが、彼らの活躍は、有機農業の明るい未来を物語っています。