ビタミンCが豊富でさわやかな甘酸っぱさが人気のキウイフルーツ。国内で生産されているキウイフルーツの8割以上が、店頭でよく見かける果皮が薄茶色で細かい毛があり果肉がグリーンの「ヘイワード」ですが、「フルーツグロアー澤登」ではオリジナル品種や珍しい品種を含め15種類以上のキウイフルーツを栽培しています。
今回お届けするのは、エチレンガス処理をしなくても年内においしく食べられるようになる3種類のキウイフルーツ。黄色い果肉で果皮に毛のない軟毛種「牧11号」、グリーンの果肉の芯の部分が赤くて毛のない軟毛種「レインボーレッド」、果肉がグリーンで果皮に細かい毛がある硬毛種の「グリンシル」。
フルーツグロアー澤登のオリジナル品種「牧11号」は1個あたり30~40gと小粒ですが、甘みが凝縮しています。輸入品を含めると1年中出回っている印象のあるキウイフルーツですが、「牧11号」は10月下旬から年内いっぱいしか食べることができない稀少品種です。「レインボーレッド」も小粒ですが、酸味が穏やかで甘味を強く感じます。軟毛種の2種はえぐみがなく、普通のキウイフルーツが苦手な人でも食べられるといいます。
「グリンシル」は果実がやや細長く、緑色果肉の硬毛種。今回お届けするものは、扁平気味の大玉で、形はあまりよくありませんが味は良いものです。美しい果肉色と濃厚な味をお楽しみ下さい。エチレンガスによる追熟処理は行っていませんの追熟させてからお召し上がりください。
「農業を“生命産業”として位置付けることが大切です。日本には素晴らしい気候・風土の国土があるのに、食料自給率が40%を切るのは農業がないがしろにされてきた証拠。生命を育てている産業として認識し、農業を推進していかないと日本は滅びる・・・」
芳さんの遺言を胸に、娘の早苗さんが語ります。「農業を推進していくために、消費者に生産現場のことを伝えていこうと思います。体を作り、健康でいるために食べているわけなので、たべものがどう作られているかをもっと知ってもらいたいですね」