「萩の月」は1977年に発売。「萩の月」のように、柔らかいカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子は、通常は日持ちしないのですが、品質保持のため脱酸素剤を採用したことにより、賞味期限が大幅に伸び、14日間となりました。今では当たり前のことですが、当時は大変、画期的なことでこれにより、「萩の月」はお土産の定番となりました。
ずんだ餅は宮城県を中心とした地域の郷土菓子で、古くから親しまれています。それを「ずんだ茶寮」という店舗で食べやすいように、カップに入れたり、ドリンクやアイスにしたりと、今の時代でも親しみやすく、アレンジしました。地域に根づいた郷土菓子も作り手の工夫で新しく生まれ変わります。
ずんだ餅で使用している枝豆は、味も香りも強く風味豊かなものを厳選し、その中から配合を専門に行う職人が独自にブレンドして仕上げます。また、餅は宮城県産のもち米「みやこがね」を使用しています。守るべきものは守りつつ、新しいチャレンジもしていく、菓匠三全のものづくりのこだわりです。