
平均気温、日照時間、快晴日数いずれも全国トップクラスを誇る宮崎県。そんな温暖な気候は、様々な宮崎特有の果実を生み出しています。その代表格の一つが「マンゴー」。宮崎県の前知事のPR活動により、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんなマンゴーを一本一本、鉢植えで育てているのが、宮崎市の「NSファーム」。鉢植えにより水分や養分をコントロールすることで、甘みを蓄えたマンゴーを育てる、希少な鉢植えマンゴーの生産者です。

NSファームでは自家製の有機肥料を与え、可能な限り農薬の使用も抑えています。また、一本の木に結実させる果実は約30個と絞ることで、残った実に養分を集約。そして、樹の上で熟すまで実らせ、自然に落下した“完熟”のみを収穫・発送しています。
そんな完熟マンゴーのなかでも、蜂が受粉を忘れ小さい実のまま完熟したものは「ミニマンゴー」と呼ばれ、これまでは農園で消費されてきたものでした。ただ、その味わいは通常の完熟マンゴー以上とも評されています。農家ならではの贅沢な味わいを、今回特別にお届けします。

赤く染まった果皮は完熟の証。きめ細やかな果肉はみずみずしく、南国を彷彿とさせる香りと濃厚な甘さが、口いっぱいに広がります。ミニマンゴーは手で簡単に剥けて、種が小さいので意外と食べるところが多いも魅力です。一度食べたら、病みつきになること間違いありません。