唐桑半島の特産品の一つであるウニは、ワカメやコンブなどの海藻を食べて育ちます。ウニの水揚げが多いのは5~8月の時期で、資源を保ちながら漁が行われるように、漁協が管理を行っています。
潜水漁によって採取されたウニは、漁協女性部に所属する地元のおかあさん達によって、すばやく丁寧に剥かれます。ウニと塩だけで作られた塩雲丹は、地元でもとても人気のある商品です。
また、唐桑半島ではホタテ・カキ・ワカメの養殖が盛んですが、養殖施設に使われているロープやフロートは、長い期間海の中に使っているため、様々な貝類や海藻類が付着します。
ホタテよりも濃厚な味が楽しめる赤皿貝は、養殖資材に付着する貝類の一つ。従来は養殖の副産物として自家消費されていましたが、地域資源を発掘する取組みから注目され、近年は精力的に商品開発が行われています。