栽培を行っているのは南房総市、館山市で新規就農した若手生産者を中心とした「南房総オーガニック」の岡本高憲さんと田嶋勝也さん。二人とも年間を通じて多品目の野菜を無農薬無化学肥料で栽培しています。
無農薬で野菜を栽培する最大の難しさは「虫」。特にトウモロコシは虫がつきやすく有機農家には敬遠される傾向がありますが、伝統的な美味しさを食卓に届けたいという思いから固定種にて栽培を開始しました。
現在市場で販売されてる多くの野菜が品質改良を重ねてきた交配種であるのに対して、固定種は親から子へ形質が受け継がれてきた昔ながらのタネ。昔はもちろん農薬も化学肥料もなかったので、栽培方法に適しています。
有機農業で大事なのは時間をかけた土作り。岡本さんは植物以外は何も土にいれない無肥料栽培を9年、田嶋さんは抗生物質や農薬不使用の平飼い鶏糞や米ぬか、モミを使った有機肥料栽培を5年行っています。
こうして土作りに励んできたお二人の野菜は味が濃く、自然の甘みがあると評判ですが、そもそもモチトウモロコシはもちっとした食感と素朴な甘みが特徴的。じっくり噛んで口に広がる昔ながらの味をお楽しみください。
【注】出荷時に一本一本丁寧に確認していますが、無農薬栽培のため虫食いの跡や隠れた虫を採りきれない可能性もゼロとはいえません。この点をご理解ご納得頂ける方のみご注文お願い致します。