三浦理事長は会の代表である傍ら、自ら、米や野菜などを栽培しており、法人の設立当時から農業を行っていました。作業の負担や天候に左右される露地野菜は、障がいのある彼らが安心して仕事をすることへの不安を感じていました。そんな時に、ハウス栽培が可能なアスパラガスに出会ったのです。アスパラガスは、寒暖差の大きい地域での栽培に適しており、当園がある福島県伊達市の梁川地区は、全国的にも有名な夏が非常に暑い地域です。この寒暖差がアスパラガスの旨味を生み出します。
アスパラガス栽培に必要な知識や技術を、現場の作業員が学び、栽培に取り組んでいます。10数年農業を続けているスタッフもおり、そんな先輩の姿を見てチームのメンバーも日々ステップアップをしています。
農作物の栽培は、雑草との闘いと語る佐藤さん。彼は、とても真剣に目の前の草を手作業で取っています。なぜ、手作業なのか。それは、食べて頂く方に、「美味しい」と言われるアスパラガスをお届けするため、と語りかけて仕事をしています。
やりがいを感じる点は、「自分で育てたものが、商品になって売れること」であるといいます。
アスパラガスは、福島県伊達市のふるさと納税の返礼品や県内外からの注文を受け、多くお客様から「美味しいね。他と何か違う」というようなお声を頂いております。その違いは、採れたてをお届けしてるからです。当園では、気温が上がる前の早朝に収穫したものを出荷しています。気温の上昇により、旨味成分を基に生育するため、朝収穫することを大切にしています。
お客様への安心安全をお届けし、共に働く者が持続的に働くことを目的にGAP認証を取得しています。
あんぽ柿発祥の地でもある、福島県伊達市梁川地区。当法人は、2022年から伝統食品の継承と生産者不足の新たな担い手として、あんぽ柿の生産を始めるなどの課題への取り組みにもチャレンジしています。