鴨川地域の生産者と協業した地域産品「プリンセスサリー」【プリンセスサリー栽培の会】

鴨川地域の生産者と協業した地域産品「プリンセスサリー」【プリンセスサリー栽培の会】

諸国良品

2024/06/01

「国産のインディカ米を栽培する産地ができたら、地域は盛り上がるかもしれない」。千葉県鴨川市で地域とともに活動する無印良品「里のMUJIみんなみの里」と、その思いに共感した8軒の生産者で、国産インディカ米「プリンセスサリー」の栽培に取り組んでいます。プリンセスサリーの栽培は米の可能性を拡げて新たな「価値のある地域産品」の創出や生産者の収入向上、後継者・新規就農者を呼び込むことによる地域農業活性化を目指し、2022年より栽培を開始しました。

鴨川は明治天皇の即位式に献上されるお米の栽培地として指名されたほど、美味しいお米がとれる産地です。しかし、高齢化や中山間地の為、効率化が難しく、持続可能な農業を考えると「米の価値向上」が課題でした。そこで差別化が見込めるプリンセスサリーの栽培に挑戦することに。

早速栽培に取り掛かろうとするも、必要な量の種が入手できないという壁にぶつかります。1年かけて種の栽培からはじめ、2023年にはようやく作付けできるようになりました。プリンセスサリーは独特な香りが特徴の米。そのため時には生産者から、「育苗ハウス中、枝豆を茹でたような香りが漂っている!」というお話も。

記事内画像:001鴨川地域の生産者と協業した地域産品「プリンセスサリー」【プリンセスサリー栽培の会】

インディカ米系統の栽培は初めてだった生産者も多く、生育状況を確認しに、圃場周りをしたり、栽培方法を共有し生産者同士が互いに技術を高め合っている場面も多く見られました。県の機関の方にも協力をいただき、無事に初収穫を迎えることができました。

しかし、収穫してからも難題が。初めての品種なので、選別作業に四苦八苦します。最初に収穫した生産者のところに集まり、籾摺りから試行錯誤。プリンセスサリーは日本のうるち米よりも細く、均一に選別することが難しい状況でしたが、どうにか納品可能な玄米の状態になりました。

記事内画像:002鴨川地域の生産者と協業した地域産品「プリンセスサリー」【プリンセスサリー栽培の会】

関係者を集めて試食。室内中がプリンセスサリーの香りの特徴である「枝豆を茹でたような香り」がいっぱいに広がりました。炊き方次第でパラパラにももっちりにも炊きあがるプリンセスサリーは料理の幅が広がります。里のMUJIみんなみの里のシェフにはスープカレーからおむすびまで幅広くメニュ―を開発してもらいました。

プリンセスサリーは日本のお米とは違った味わいや香り・食感が楽しめる、食べるほどにおいしさを実感するお米。甘さ、旨味、香りを兼ね備えたプリンセスサリーを是非ご賞味ください。

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生産者紹介

  • プリンセスサリー栽培の会

    生産者名 プリンセスサリー栽培の会 詳細

    2022年より、里のMUJIみんなみの里と、鴨川市内8軒の生産者でプリンセスサリーの栽培を行っています。食味にこだわり、独自の肥料配合や栽培法を共有しながら未来のお米に新しい価値を創り続けます。
    ※永井洋、鈴木栄一、平野英一、川名一将、山居谷(永井博一)、佐久間孝人、山口通弘、(株)ファームたけのうち

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千葉県鴨川市産 プリンセスサリー 2kg

消費税込1680